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サトル・ボディのユング心理学
¥2,640
ISBN: 978-4-901510-02-8 内容紹介 イメージの身体、サトル・ボディとどうつきあうか。拒食症をはじめとする様々な心身症、臓器移植をめぐる混乱、破壊的カルト問題はなぜ起こるのか。 <見えないからだ>の魅力と危険を説き、心の全体性をとりもどす道筋を示す。 目次 第一章 生と死をめぐる混沌 見えない「からだ」/不壊のからだへの憧憬/歪むボディ・イメージ—拒食症の問題/奇妙な幻覚—セネストパチーの真実/臓器移植にまつわる心理学的問題/臨死体験と霊的なからだ/いわゆる破壊的カルトとサトル・ボディ 第二章 もうひとつのからだ サトル・ボディと深層心理学/クンダリニーの覚醒/七つのチャクラ/タントリズムと性/煉丹術/錬金術 第三章 闇に歌う神—ユングのサトル・ボディ論(I) ユングとヨーガの出会い/ユングのヨーガ論の発展/ユングのチャクラ論−ムーラーダーラとスヴァディシュターナ/ムーラーダーラとスヴァディシュターナのヴイジョン/もうひとつのヴィジョン 第四章 大蛇の舌—ユングのサトル・ボディ論(II) マニプーラからアナーハタへ/アナーハタ・チャクラの「精神」の世界/アナーハタとマニプーラのヴィジョン/アナーハタ・チャクラの恐ろしさ/ヴィシュッダとアージュニャーのヴィジョン 第五章 サトル・ボディの諸相 中間領域としてのサトル・ボディ/共時性とウヌス・ムンドゥス/こころとからだの共時的関係/内なる知/永遠の癒し—ユング最後の夢/インタラクティヴな場におけるサトル・ボディ/真の癒しへのプロセス/底流として 第六章 時空人の心理学 こころの人格化機能/人格化されたサトル・ボディを探す/かぐや姫としてのアリサ/竹取物語/サトル・ボディとしてのかぐや姫/時空人と罪/結合の位相と別離の位相/アリサ再び おわりに 翁の末裔/「死と再生」の「死と再生」—錬金術と十牛図の最終段階 あとがき 著者略歴 老松克博【著】 一九八四年,鳥取大学医学部卒業。一九九二〜九五年,チューリッヒ・ユング研究所留学。現在,大阪大学大学院人間科学研究科助教授。ユング派分析家。臨床心理士。精神科医。医学博士。著訳書に,『アクティヴ・イマジネーション』(誠信書房,二〇〇〇),『スサノオ神話でよむ日本人』(講談社,一九九九),『漂泊する自我』(新曜社,一九九七),ファース『絵が語る秘密』(共訳,日本評論社,二〇〇一),アスパー『自己愛障害の臨床』(創元社,二〇〇一),ハナー『アクティヴ・イマジネーションの世界』(共訳,創元社,二〇〇〇),ノル『ユングという名の<神>』(新曜社,一九九九),バッハ『はその生涯を描く』(共訳,誠信書房,一九九八)など。(申すまでもなく,これは著者ではありません。
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昭和二十一年八月の絵日記
¥1,650
ISBN: 978-4-901510-01-1 内容紹介 失われた言葉づかい、季節の移ろいを捉える繊細な感受性。懐かしい家族の情景、遊び、学校、夏祭り・・・子どもの鋭い眼と巧みな手によって、敗戦後一年目の夏がよみがえる。 当時小学校五年生が描いた、夏休みの絵日記を原寸大のカラーで再現。 著者略歴 山中和子【著】 1935年、神戸市生まれ。昭和19年(1944)より学童集団疎開で岡山県落合村へ。よく20年(1945)6月、神戸の家が空襲罹災のため疎開地を去り、丹波地方に遠縁を頼り母親と二人で転居。翌年8月終戦を迎え、昭和21年(1946)神戸の高羽小学校へ戻る。鷹匠中学校、県立神戸高校に在学中の6年間、新制作派協会の小松益喜氏にデッサン、油絵の指導を受ける。1959年、女子美術大学芸術学部洋画科を卒業。1960年より岡山県に在住。
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オウム
¥4,180
ISBN: 978-4-901510-00-4 内容紹介 --------------------- 2012年8月 新装普及版が、2分冊で刊行されます。 『オウム真理教事件Ⅰ 武装化と教義』 『オウム真理教事件Ⅱ カルトと社会』 --------------------- オウム事件は宗教の問題であるとともに、日本的な組織の問題でもある。 高い教育を受け、理想を求めた若者たちが、なぜあれほど凶悪で悲惨なテロリズムに走ったのか? 事件の全体像を解明し、組織社会の病理を抉るオウム理解の必読書。 目次 序章 オウム事件と私 私の責任 オウムの復活 「先生は・・・・・」 林郁夫の告発 第一章 事件は解明されたのか 検察側冒頭陳述 武装化の経緯 憎悪という理由 挫折と成功 憎悪説への疑問 終末論からの解釈 ハルマゲドンの信仰 終末論の機能救済としてのサリン 第二章 ヨーガからの出発 独学のヨーガ ヨーガ道場として ヨーガの技法 麻原の解脱 宗教へ教団の誕生 一番弟子の解脱 教義の集大成 総本部道場開設 第三章 グルイズムへの傾斜 マハー・ムドラーの成就 リンポチェに教えられたもの 出家主義への転換忍辱精進極厳修行 マハー・ムドラーの日常化 極厳修行での体験 マハー・ムドラーのからくり グルイズムの確立 グルの優しさと怖さ グルイズムのモデル 尊師の意思という幻影 第四章 殺人を肯定するヴァジラヤーナの教え 「人を殺しているからね」 社会との対立 敵の抹殺 衆議院選挙の敗北 聖無頓着の教え 変貌する教団 薬物による洗脳 省庁制度の導入 幹部の独走 第五章 なぜ無差別大量殺人は敢行されたのか 「ひとを千人ころしてんや」 アニメの受け売り ポアの論理 殺生戒の逆説 グルの奇抜なパフォーマンス 逮捕という試練 シヴァ大神のフォーム 実行の中心 お神輿としてのグル 悪業の恣意性 被害妄想と行き過ぎ 解脱の真偽 イニシエーションなき解脱 第六章 実践されたチベット密教 オウムは仏教か 伝統の上に 阿含宗という基盤 ヨーガの源流 『虹の階梯』 原始仏教の影響 『秘密集会タントラ』 仏教原理主義として マハー・ムドラーとポア 第七章 信者がオウムに求めたもの 「感じがいい、いいやつ」 壁を越えない出家 入信の動機 虚しさからの解放 快楽としての修行 オウムの居心地 儀礼なき宗教 社会からの引きこもり 失われた共同体 第八章 村上春樹のオウム事件 アンダーグラウンド ずさんさと愚かさと 暴力の共時性 井戸にさす光 宗教学者Sの沈黙 GODZILLA対ゴジラ 潜在体という生命 都市と自然 恐怖と憎悪 第九章 バッシングと宗教学の方法 バッシング 評価の理由 統一協会の問題 教え子の問題 記事の書かれた経緯 元信者として 宗教学の方向性 生きた宗教 宗教との距離 宗教学の危機 第十章 オウム問題の現在 謝罪を拒否し続けた教団 巧妙な生き残り策 麻原の影響 マハー・ムドラーという回路 ヴァジラヤーナからの決別 信者たちの行方 強いられる共生 脱会者のケア オウムに行かせないために 宗教のカルト化 麻原の脱神話化 オウム問題の解決にむけて 終章 私たちが学ぶべきこと 信じやすい心 理科系信者 性的抑圧と暴力 責任回避型社会からの離脱 宗教教育の必要性 私たちのこれから 著者略歴 島田裕巳【著】 1953年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻、宗教学。オウム事件に際し、事実誤認報道に基づくメディアのバッシングに遭い、日本女子大学を辞任。その後、オウムの考察を糸口に、探求の対象を現代日本社会全体にひろげ、其の成果は、『オウム-なぜ宗教はテロリズムを生んだのか-』に結実した。またこの間、劇作にも手を染め、戯曲作品『五人の帰れない男たち』『水の味』が上演された。 著書に『戒名』(法藏館)『宗教の時代とは何だったのか』(講談社)『個室』(日本評論社)ほか多数。 訳書に『エリアーデ世界宗教史』第3巻(共訳、筑摩書房)など。
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USO 3
¥1,430
ISBN: 978-4-910422-06-0 内容紹介 あなたの嘘を教えてくださいーー。 文庫サイズの小さな文芸誌『USO』。特集は「SAY・声」漫画家、批評家、民俗学者、農家、編集者といったさまざまな執筆陣が、小説、エッセイ、詩を書き下ろし。「嘘」というテーマに加え、今回は「声」についての作品も掲載します。 目次 『パルマコン・パレルゴン』加瀬 透 『Nのお葬式』野口理恵 『声の発見』若林 恵 『ぼくはまだぼくのままだった』辻山良雄 『不惑の性』岡藤真依 『タマや』年吉聡太 『合流』エレナ・トゥタッチコワ 『謝罪と母と記憶と嘘』矢代真也 『民俗学者は嘘をつく』畑中章宏 『クラゲ』今日マチ子 『ウソと「めんどくささ」と道徳』ベンジャミン・クリッツァー 『波風を立てる/塗り込める』石山さやか 『嘘についての私辞典・手記』鎌田裕樹 『しょうゆさしのうそまじり日記』スケラッコ 『八月・嘘・日記』磯上竜也
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USO うそ
¥1,100
ISBN: 978-4-910422-05-3 内容紹介 あなたが抱えている 哀しくて みっともなくて 可笑しな嘘を ひとつだけ教えてくれませんか。 「嘘」をテーマにした書き下ろしエッセイ、漫画、詩を収録した“極めて私的な文芸誌”「USO うそ」。 リトルプレス版の創刊号は完売となり、入手困難だった創刊号にISBNをつけて改めて販売することになりました。 嘘の奥には「本当」が潜んでいます。誰かの嘘をこっそり覗き見してみませんか。 目次 エッセイ 北尾修一 武田 俊 年吉聡太 新見 直 野口理恵 矢代真也 詩 エレナ・トゥタッチコワ 漫画 岡藤真依 佐々木充彦 安永知澄 写真 上田 龍
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USO 2
¥1,320
ISBN: 978-4-910422-00-8 内容紹介 極めて私的な文芸誌『USO うそ』、好評につき第2弾発売! あなたが抱えている、 哀しくて、みっともなくて 。可笑しな嘘を ひとつだけ教えてくれませんか。 執筆陣: エッセイ: いとうひでみ 北尾修一 木下龍也 今日マチ子 小谷知也 年吉聡太 矢代真也 若林恵 小説: 辻山良雄 野口理恵 漫画: 安永知澄 岡藤真依 北村みなみ 写真: 濵本 奏 目次 『、もしくはわたし』濵本 奏 『かわいいあの子』野口理恵 『寝る前にプリンをつくる』年吉聡太 『結合前夜』岡藤真依 『ある一生』辻山良雄 『先祖代々』矢代真也 『初めて閉所恐怖症になったときのこと』安永知澄 『ミーのU』北尾修一 『これはほんとうだ』若林 恵 『コロナ禍におけるモタモタした運動の効果について』今日マチ子 『冬の超常現象』北村みなみ 『嘘であればいい嘘』木下龍也 『サウスポー(ル)』小谷知也 『私が欲しいものは一つだけ(ほんとう?)』いとうひでみ
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イエスは戦争について何を教えたか
¥2,860
ISBN: 978-4-909040-04-6 内容紹介 暴力に満ちた世界で、「敵を愛せ」というイエスの教えに従って正義と平和をめざすのは非現実的に思える。隣人が苦しめられているのを黙って見ているのは不道徳であり、それこそ愛のない行為ではないのか。平和主義にはそんな批判が突きつけられる。だが、それはイエスが説いた平和主義なのだろうか。 人間はなぜ殺しあうのか? 宗教こそが戦争の原因ではないのか? キリスト教は戦争をどう考えているのか? 国家に従えと教えているのか? 平和主義で国が守れるのか? 犯罪は防げるのか? 本書はこうした問いに正面から挑む。 キリスト教と戦争の問題を考える上ではずせない論点を、本書は幅広くカバーしている。律法と預言者、残酷な旧約の神、ユダヤの軍事的メシア待望と暴力的抵抗、最初期の教会の実践、教父たちの主張、ローマ軍とクリスチャン兵士、黙示録、宗教改革者たちの思想、教会と国家、キリスト教と戦争の歴史、平和主義と正戦論……そしてそれらすべてを読み解く鍵としてのイエスの生と死。 行動する福音派神学者ロナルド・J・サイダーが、正義と平和を追求した人生の集大成として著した一冊。IF JESUS IS LORD: Loving Our Enemies in an Age of Violenceの全訳。 目次 序章 イエスは殺してはならないと教えたのか 第1章 イエスが告げた「良き知らせ」とは 第2章 イエスの行動が教えていること 第3章 山上の説教でイエスが語ったこと 第4章 暴力を拒否したイエス 第5章 最初期の教会におけるキリストの平和 第6章 聖書は暴力を肯定しているのか 第7章 平和主義の神学的基礎 第8章 平和主義に対する批判 第9章 正戦論に対する批判 第10章 旧約聖書の神とイエス 第11章 平和主義で戦争と犯罪を防げるか 第12章 キリストの死と非暴力 第13章 教会と戦争の歴史 終章 イエスを主とするなら 解説 キリスト教と戦争について 事項・人名・聖書箇所・ギリシャ語さくいん 著者略歴 ロナルド・J・サイダー【著】 [著者]ロナルド・J・サイダー(Ronald J. Sider) 1939年生まれ。神学者。社会活動家。イェール大学で修士号(神学)、博士号(歴史学)を取得。パーマー神学校(旧イースタン・バプテスト神学校)で40年以上にわたり神学、ホリスティック・ミニストリー、公共政策を講じた。 人種差別、軍国主義、経済至上主義、社会的不平等、性差別などの克服を訴えた1973年の「シカゴ宣言」(社会問題を憂慮する福音派キリスト者のシカゴ宣言)では中心的な役割を果たした。以来、社会正義を追求するキリスト者の運動を思想と実践の両面で支え続けている。 著書多数。代表作『聖書の経済学』(Rich Christians in an Age of Hunger)(邦訳あおぞら書房)は、クリスチャニテイ・トゥデイ誌によって「20世紀で最も影響力のあったキリスト教書100選」、「社会正義を説くキリスト教書ベスト5」に選ばれている。 現在、クリスチャニティ・トゥデイ誌客員編集委員。米国フィラデルフィア在住。 後藤 敏夫【解説】 [解説]後藤敏夫(ごとう・としお) 聖書神学舎卒業。麻溝台キリスト教会、大韓イエス東京福音教会協力牧師、キリスト教朝顔教会牧師などを経て、現在、日本キリスト召団・惠泉四街道教会(千葉県)牧師。著書に『終末を生きる神の民』『神の秘められた計画』(以上、いのちのことば社)、訳書にヘンリ・ナウエン『イエスの御名で』、ハワード・A・スナイダー『神の国を生きよ』(以上、あめんどう)、ジム・ウォリス『よみがえれ、平和よ!』(新教出版、共訳)などがある。 御立 英史【翻訳】 [翻訳]御立英史(みたち・えいじ) 翻訳者。編集者。訳書にロナルド・J・サイダー『聖書の経済学』(あおぞら書房)、ヨハン・ガルトゥング『日本人のための平和論』、デイビッド・ローワン『DISRUPTERS 反逆の戦略者』(以上、ダイヤモンド社)などがある。
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聖書の経済学
¥3,080
ISBN: 978-4-909040-05-3 内容紹介 聖書は経済における機会の平等を求めている。すべての個人と家族が、「まっとうな生活を維持するために必要な基礎の上に立つ」という意味での機会の平等である。まじめに働けば安心して暮らすことができ、社会の一員として胸を張って生きていける資源をだれもが保有できる経済こそ、聖書が指し示す公正な経済だ。 いま世界では、最底辺でおよそ十数億の人びとが飢えと貧困の中で暮らしている。それよりは少しましなレベルで、さらに十数億の人びとが人間的な生活の希望を持てずに苦しんでいる。いまではその多くが、格差が拡大する「先進国」で暮らしている(日本も例外ではない)。富と貧困の格差は、国家間でも各国の国内でも拡大してとどまることがない。いったいこれはどこまで進み、どのような結末を人類にもたらすのだろう。 貧しく弱い人びとに特別な思いを寄せる神の思いは、昔もいまも変わらない。神は人間の社会を評価するとき、その社会が貧しく弱い人びとをどう扱っているかを見る。イエスの言葉は、富を持ちながら飢えた人に食べさせず、裸の人に服を着せない者に、いまも厳しい警告を発している。 本書は、旧約時代のイスラエルに存在した「機会の平等」を担保する思想、格差の拡大と定着を防ぐ律法、弱者救済の制度、イエスの言葉と行動、最初期の教会のクリスチャンたちの実践などから「聖書の経済学」を論じ、21世紀のグローバル化した市場経済の歪みを正すためのライフスタイルと政策を提言する。 本書の初版が出版されたのは40年以上前の1977年。「富と繁栄は神からの祝福」と考える人々にとっては耳の痛い内容だったようで、出版当初から米国では強い批判が巻き起こったが、以来版を重ね(その都度ページ数を増やしながら)出版され続けている。クリスチャニティ・トゥデイ誌は本書を、「20世紀で最も影響力のあったキリスト教書100選」「社会正義を説くキリスト教書ベスト5」に選んだ。現在、世界の9カ国語で翻訳出版されている。 本書はRICH CHRISTIANS IN AN AGE OF HUNGER第6版の全訳。『飢えの時代と富むキリスト者』(聖文舎、絶版)は第2版の翻訳。 目次 第1部 経済格差はどこまで広がるのか 第1章 餓えと貧困に苦しむ人びと 第2章 裕福な国に住む少数者 第2部 聖書は経済について何を教えているか 第3章 神と貧しい人びと 第4章 神が求める経済の正義 第5章 私有財産と富の蓄積 第6章 社会構造の中にある罪 第3部 なぜ世界から貧困がなくならないのか 第7章 貧困の複雑な原因 第8章 グローバル市場経済と貧困 第4部 それでは私たちはいかに生きるべきか 第9章 分かちあうシンプルライフ 第10章 教会から始める社会変革 第11章 公正な世界をめざす政治行動 解説 福音派における社会意識の勃興 事項・人名・聖書箇所・ギリシャ語さくいん 著者略歴 ロナルド・J・サイダー【著】 [著者]ロナルド・J・サイダー(Ronald J. Sider) 1939年生まれ。神学者。社会活動家。イェール大学で修士号(神学)、博士号(歴史学)を取得。パーマー神学校(旧イースタン・バプテスト神学校)で40年以上にわたり神学、ホリスティック・ミニストリー、公共政策を講じた。 人種差別、軍国主義、経済至上主義、社会的不平等、性差別などの克服を訴えた1973年の「シカゴ宣言」(社会問題を憂慮する福音派キリスト者のシカゴ宣言)で中心的な役割を果たした。以来、社会正義を追求するキリスト者の運動を思想と実践の両面で支え続けている。 著書多数。『聖書の経済学』(原題Rich Christians in an Age of Hunger)は、クリスチャニテイ・トゥデイ誌によって「20世紀で最も影響力のあったキリスト教書100選」、「社会正義を説くキリスト教書ベスト5」に選ばれた。最新刊は『イエスは戦争について何を教えたか』(原題If Jesus is Lord)(邦訳あおぞら書房)。現在、クリスチャニティ・トゥデイ誌客員編集委員。米国フィラデルフィア在住。 後藤 敏夫【解説】 [解説]後藤敏夫(ごとう・としお) 聖書神学舎卒業。麻溝台キリスト教会、大韓イエス東京福音教会協力牧師、キリスト教朝顔教会牧師などを経て、現在、日本キリスト召団・惠泉四街道教会(千葉県)牧師。著書に『終末を生きる神の民』『神の秘められた計画』(以上、いのちのことば社)、訳書にヘンリ・ナウエン『イエスの御名で』、ハワード・A・スナイダー『神の国を生きよ』(以上、あめんどう)、ジム・ウォリス『よみがえれ、平和よ!』(新教出版、共訳)などがある。 御立英史【翻訳】 [翻訳]御立英史(みたち・えいじ) 翻訳者。編集者。訳書にロナルド・J・サイダー『イエスは戦争について何を教えたか』(あおぞら書房)、ヨハン・ガルトゥング『日本人のための平和論』、デイビッド・ローワン『DISRUPTERS 反逆の戦略者』(以上、ダイヤモンド社)などがある。
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成功するFC戦略 フランチャイズ本部構築の9ステップ
¥1,980
ISBN: 978-4-909040-03-9 内容紹介 ダスキンと不二家が加盟1号店を出したのが1963年。60年近い経験を重ねたいま、日本のフランチャイズビジネス(FCビジネス)は26兆円を超える市場規模に成長した。業種・業態も多様化し、本部の数だけでも1300以上、コンビニや飲食をはじめとして無数の加盟店が存在し、すっかり社会と暮らしに定着している。 FC本部と加盟店のトラブルが話題になることもあるが、正しい方法で運営すれば、両者とも確実な果実を得られるのがFCビジネスの強みだ。 著者は、FC本部のスタッフまた経営コンサルタントとして、FC業界に40年以上関わってきたベテラン。立ち上げを支援した本部は200社以上に上り、その多くが着実に成長している。直営店が数店という規模から1000店を超える規模にまで成長したチェーン、100億円以上の売上を実現している企業も多数生まれている。 実践的で良心的なコンサルティングで定評のある著者が、40年の経験を徹底的にふまえ、本部も加盟店も満足できるFCビジネスのノウハウを解説した。本書は、FC展開を考えている本部企業はもちろんのこと、FC加盟を考えている経営者や個人の方にもお勧めしたい。 [ご注意]本書は同著者による『成功するフランチャイズ戦略――FC導入9つのステップ』(ダイヤモンド社・絶版)の新版です。ストーリーと基本的な考え方は変わっていませんが、その後の市場環境、FC関連の法律や業界慣行の変化などをふまえて大幅なアップデートを行っています。 目次 [1]フランチャイズ化に向けた準備――経営理念を見つめ直す [2]自社のフランチャイズ適性を知る――成長するための最適な方法か? [3]収益力を高める――魅力あるフランチャイズになるために(1) [4]競争力を高める――魅力あるフランチャイズになるために(2) [5]イメージ戦略を万全にする――魅力あるフランチャイズになるために(3) [6]本部機能の整備――加盟店増加に対応できる本部機能の整備 [7]フランチャイズは「人づくり」が命――人材教育の重要性 [8]成否を決める立地条件――多様な立地に適応できる業態を [9]加盟店開発の秘訣――本部も加盟店も繁栄できるシステムを構築する 著者略歴 民谷昌弘【著】 株式会社アクアネット・フランチャイズ経営研究所代表取締役社長。 一般社団法人日本フランチャイズコンサルタント協会会長。 兵庫県出身。大学卒業後、大手フランチャイズ本部、コンサルタント会社を経て現職。これまで200社以上の新規FC本部の立ち上げを支援し、数百社におよぶ企業に対して経営改善の支援や研修を行っている。 フランチャイズ(FC)本部の立ち上げ支援、社員独立制度(のれん分け)の導入支援、経営計画策定および改善支援、経営幹部およびスーパーバイザー研修、FCによる海外進出支援など、FC本部に向けたコンサルティング全般を手がけている。 一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)講師としても活動。主な著書に『ザ・フランチャイズ』『フランチャイズビジネスの魅力』(いずれもダイヤモンド社)などがある。
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世界を変えた勇気
¥1,650
ISBN: 978-4-909040-02-2 内容紹介 世界を取材し、日本各地で市民に行動を呼びかけるジャーナリストが、抑圧や人権侵害とたたかった人々の経験をまとめました。わが身におよぶ不利益をかえりみず行動した人々の物語が、全51話、世界7地域(南米、中米・カリブ、米国、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、日本)に分けて綴られています。本文には温かみのあるイラストを多数使用しました。 日々接する憂鬱なニュースにうんざりしている日本人に、あきらめなければ明日はよくなる、だれにでもできることがある、と語りかけます。著者は元朝日新聞記者。 目次 [1]沈黙しない、あきらめない(南米) 歓喜の歌(チリ) 明るい野党共闘(チリ) 「NO!」という声をあげた市民(チリ) 獄中のタイプライター(チリ) 法王と青年(チリ) 五月広場の母たち(アルゼンチン) 救世主の町(ペルー) カーニバルはデモだ(ブラジル) 「憲法」を買う若い母親(ベネズエラ) 米軍を撤退させた折鶴(エクアドル) [2]おおらかに前を向いて(中米・カリブ諸国) 本当の「積極的平和」主義(コスタリカ) だれもが愛される権利がある(コスタリカ) 民衆とともに生きた神父(ニカラグア) 基地を撤退させたカリブの沖縄(プエルトリコ) 逃亡奴隷の共和国(ジャマイカ) 歌って踊って陽気な革命(キューバ) 大国を翻弄するしたたかさ(キューバ) ピンチをチャンスに(キュ―バ) [3]孤立することを恐れず(米国) たった一人の闘い(米国) 兵士の忠誠心(米国) 名優の勇気と情熱(米国) 世界が驚いた当選(米国) [4]つながることで力が生まれる(ヨーロッパ) 連帯の力(ポーランド) 30万のVサイン(チェコ) 市街戦の中で(ルーマニア) 歴史を動かした一声(ルーマニア) つながった人間の鎖(バルト三国) 歌う革命(バルト三国) 命のビザ(リトアニア) 過去と決別するための記憶(ドイツ) 原発を止めた憲法の力(オーストリア) [5]受けつがれる抵抗の精神(アフリカ) アラブの女性力(チュニジア) 君の瞳に乾杯(モロッコ) アフリカ沖の憲法9条(モロッコ) 立ちあがった若者(エジプト) [6]望むものは自分で勝ち取る(アジア) 花束ではなく火柱を(韓国) 闘う新聞の創刊(韓国) 元気の秘密(韓国) 歌とスマートフォンと民衆総決起(韓国) モグラになってでも抵抗する(ベトナム) 毅然たる小国(ベトナム) 人民の軍隊(ベトナム) 闘うクジャク(ミャンマー) クリエイティブな発想で基地撤去(フィリピン) 原発から自然エネルギーへ(フィリピン) 飢餓の島の夜明け(フィリピン) 和解は人と人のつながりから(中国) [7]「ないものねだり」をやめて「あるもの探し」(日本) 沖縄戦の歴史に学ぶ 国はあとからついてくる 自由は土佐の山間より出づ グチを自治に変えよう 著者略歴 伊藤千尋【著】 ジャーナリスト。1949年、山口県生まれ。東京大学法学部卒業。1974年、朝日新聞に入社。サンパウロ支局長、バルセロナ支局長、ロサンゼルス支局長などを歴任、40年にわたり主に国際報道の分野で取材を続けた。2014年に朝日新聞退職後も、フリーのジャーナリストとして各国の取材を続け、精力的に執筆と講演を行っている。「コスタリカ平和の会」共同代表。「九条の会」世話人。 大学時代、キューバで半年間、サトウキビ刈り国際ボランティアとして汗を流した。4年生の夏休みに朝日新聞社から内定を得るが、産経新聞社が進めていた冒険企画に応募。スペイン語とルーマニア語の知識があったことから「東大ジプシー調査探検隊」を結成して東欧へと旅立った。東欧では「日本のジプシー」を名乗り、現地のジプシーと交わって暮らした。日本初のジプシー語辞書を作り、帰国後は新聞にルポを連載、ジプシーを扱った映画『ガッジョ・ディーロ』ではジプシー語の翻訳を担当した。ジプシー調査でジャーナリズムの醍醐味を知り、1974年、再度入社試験を受けて朝日新聞社に入社した。 朝日新聞時代も、学生時代の突貫精神そのままに、市街戦の銃弾をかいくぐりながら、そしてときには会社とも闘いながら取材を続けた。フリーになった現在も変わらない記者魂を、本書の随所で感じることができる。
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北朝鮮問題のジレンマを「戦略的虚構」で乗り越える
¥1,760
ISBN: 978-4-909040-01-5 内容紹介 いまの北朝鮮は、戦前の日本に似ている。ならば、戦後の日本を世界が受け入れた「虚構」(フィクション)のなかに、北朝鮮問題のジレンマを乗り越える鍵があるはずだ。本書はその「虚構」とは何か、それをどうすれば北朝鮮問題に活かせるのかを説く。日本が果たせる役割は大きく、それによって得られる果実も大きい。 無数の北朝鮮本が出版されているので、読者はまたかと思うかもしれません。北朝鮮を批判するにせよ、擁護するにせよ(これはほとんどないと思いますが)、論点は出つくしたと思われているかもしれません。しかし、この本は違います。 第1章で、過去2回の米朝合意が破綻した背景を掘り下げ、第2章で、北朝鮮問題によって日本を含む関係主要国すべてが複雑骨折のような状態にあることを分析し、第3章で、世襲制独裁の異常国家・北朝鮮で行われている悲惨な人権蹂躙の模様を詳述します。 まるで解決不能であることを論じるためのような材料をこれでもかと提示したあと、最後の第4章で、著者は「戦略的虚構」を活用して問題を乗り越えよ、と提案します。解決不能の度が深いからこそ、この「虚構」が成立する可能性があるという、意表を衝く提案が新鮮です。 内田樹氏(思想家)すいせん 「北朝鮮における人権侵害を抑制しながら、体制保証によって非核化を達成することは可能か? このきわめて困難な(ほとんど不可能な)課題に本書は驚くべき解を提示します。松竹さんのリアリスティックでかつロマンティックなアイディアに僕は同意の一票を投じます」 目次 第1章 また同じ挫折を繰り返すのか――ジレンマの歴史 1 北朝鮮の核開発はこうして始まった 2 第一次核危機と「米朝枠組み合意」 3 第二次核危機と六カ国協議 4 米朝両国の努力にもかかわらず 第2章 「非核化」と「体制保証」は両立できるのか――ジレンマの連鎖 1 北朝鮮の非核化に潜むジレンマ 2 「体制保証」それ自体のジレンマ 3 非核化と体制保証のジレンマ 4 主要関係国それぞれのジレンマ 第3章 北朝鮮の人権問題をどう考えるべきか――ジレンマの底流 1 「ヒトラーの体制でも保証するのか」という問い 2 「ナチスよりまし」とはいえない北朝鮮の実態 3 ポリティサイド国家はこうして生まれた 4 「体制を保証してはならない」という勧告 第4章 日本は「戦略的虚構」による解決をめざせ――ジレンマの克服 1 体制の保証と改革を両立させた日本の先例 2 日本は核問題で本当の橋渡しができる 3 北朝鮮への経済援助は日本の利益になる 4 拉致問題でマイナスをプラスに変える戦略 わが体験的北朝鮮論――あとがきに代えて 著者略歴 松竹伸幸【著】 編集者・ジャーナリスト、日本平和学会会員、「自衛隊を活かす会」事務局長。1955年、長崎県生まれ。1979年、一橋大学社会学部卒。直後に日本民主青年同盟の専従となり、おもに国際活動を担当する。その後、国会議員秘書を経験した上で、日本共産党中央委員会安保外交部長を歴任するなど、日本の安全保障、外交の分野で仕事をする。2006年より出版社に勤務し、2015年には現行憲法下での自衛隊のあり方を探るため「自衛隊を活かす会」(代表=柳澤協二)を結成し、現在に至る。 著書に『日韓が和解する日』、『「日本会議」史観の乗り越え方』(いずれもかもがわ出版)、『慰安婦問題をこれで終わらせる』(小学館)、『憲法九条の軍事戦略』(平凡社新書)など多数。
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競馬妄想辞典 言いたいのはそこじゃない
¥1,760
ISBN: 978-4-909040-00-8 内容紹介 読者からは「日本一当たらない予想屋」と言われ、調教師からは「あんたに本命にされたら勝てへん」とからかわれた。それでも明るく競馬を愛し続けた競馬コラムニストが、地の底・宇宙の果てからレース結果を左右する究極の競馬原理を追究。歴史、文学、生物学、物理学、心理学……怪しい知識を駆使したユーモア・コラム77 本。年季の入った競馬ファンから初心者まで、たっぷりお楽しみいただけます。 [もくじ] (1) 妄想競馬にようこそ──ニッポン競馬改革私案 (2) これからのギャンブルの話をしよう──競馬の社会学 (3) エロスこそ競馬の原点──競馬の生物学 (4) 馬は走る、地球は回る──競馬の物理学 (5) 競馬街道をゆく──競馬の歴史学 (6) 書を持って競馬場へ──競馬の文学 (7) 人生に必要なことは競馬で学んだ──競馬の心理学 (8) 汗と涙と恥の日々を語ろう──競馬ライター稼業 目次 ①妄想競馬にようこそ──ニッポン競馬改革私案 1 キャッチ・アンド・リリース競馬 2 カネ返せ競馬 3 ヒューマニズム競馬 4 勇気を持ってゆっくり競馬 5 プライバシー侵害競馬 6 突然ですが逆転フケ馬券 7 払い戻し有効期間千年馬券 8 「おめでとうございます」払戻機 9 「わたしが裁決しました」払戻機 10 「取ったも同然」払戻機 11 競馬バイアスロン 12 年利20%国債ステークス ②これからのギャンブルの話をしよう──競馬の社会学 13 歓迎される客はどっちだ? 14 カネ嫌い世界の競馬 15 拾った馬券を換金したら 16 細胞数多数決による民主主義 17 JRAにポリシー変更を勧告する 18 乗馬と競馬はリスペクトしあうべし ③エロスこそ競馬の原点──競馬の生物学 19 悲しや競馬界の齧歯類 20 泳ぎが速いのは名馬の条件 21 馬はなぜ走るのか 22 馬はなぜシッポを振るのか 23 鶴の恩返しと寄生の紙一重 24 血統は女を待たせない 25 精子の海へ行け 26 美しき夢見て汚きわざを 27 極めれば液体競馬 28 ゼラチンは愛の証し 29 不倫の気勢、打突、残心 30 婦人科と泌尿器科 ④馬は走る、地球は回る──競馬の物理学 31 浮き世忘れのサイエンス談義 32 アインシュタインの着順判定 33 月曜のあなたと話がしたい 34 コリオリの力で馬がヨレる 35 月の引力競馬予想 36 ばんえい競馬の「通過算」 37 「さかなへん予想」と「リーマン予想」 38 気象は予報士、競馬は予想屋 39 ゼッケンと素数 ⑤競馬街道をゆく──競馬の歴史学 40 騎馬民族征服王朝説 41 河原をなめてはいけない 42 最高敬語はほどほどに 43 ニイタカヤマノボレと紫電改 44 府中に競馬場がある理由 45 菊の季節に桜が満開 46 競馬場もある街 ⑥書を持って競馬場へ──競馬の文学 47 茂吉は故郷の馬を詠わず 48 小説は本当のことを書け 49 山本周五郎と菊池寛の夏の陣 50 撃ちてしやまむ 51 言霊の幸はふ国 52 悲劇のランナー 53 忘れて日が暮れりゃあ明日になる 54 上品と下品の表裏一体 55 消えた有馬温泉記念 56 馬名を問わぬ者、馬名に泣く 57 恐れるな、わたしだ 58 あなたの隣りにいる神の使い ⑦人生に必要なことは競馬で学んだ──競馬の心理学 59 日常にひそむ意味不明 60 当たれば自分の力、負ければ騎手のせい 61 競馬と女と車の運転 62 人生は残りの5パーセントで決まる 63 ギャンブル依存症診断 64 キンシャサの奇跡 65 定時制野球部監督の願い ⑧汗と涙と恥の日々を語ろう──競馬ライター稼業 66 運転なんかしたくない 67 金沢に人生の不条理を見た 68 百万馬券は取ったけれど 69 競馬新聞をはじめて買った日 70 競馬予想の舞台裏 71 トラックマンは人生の軌跡をたどる 72 わしゃ、どこへ行きゃいいんだ? 73 困ったときは祈ればよい 74 ある厩務員と馬の物語 75 弱みを見せなかった男 76 それが質問? 77 女子中学生がやって来た 著者略歴 乗峯栄一【著】 作家・競馬コラムニスト。1955年岡山県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、定時制高校教員生活を経て文筆に専念。1992年から20年間、スポニチ(関西版)に競馬予想コラム「乗峯栄一の賭け」を長期連載。それとともに始まったトレセン訪問取材は四半世紀を超えて継続中。現在、『週刊競馬ブック』で予想抜きの競馬コラム「理想と妄想」をロングラン連載中。グリーンチャンネル『ケイバどーも!』レギュラーコメンテーター。facebookにアップされるトレセン写真とぶっちゃけ裏話も好評。『本の雑誌』第1回競馬本大賞を受賞した『乗峯栄一の賭け』(白夜書房)、第9回朝日新人文学賞を受賞した『なにわ忠臣蔵伝説』(朝日新聞社)など多数の著書がある。
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言葉と衣服
¥1,980
ISBN: 978-4-908251-13-9 内容紹介 私たちは生まれてからずっと、衣服とともに生活している。 それなのに、衣服を語る言葉が貧しいのはなぜだろう。 あいまいな用語が流通するファッションの世界に向き合い、 本書は「言葉の定義=批評のためのインフラ整備」を試みる。 ファッションをめぐる新たな思考が、この本からはじまる。 目次 はじめに ファッションの定義/衣服について思考すること/なぜヒトは衣服を着はじめたのか/ファッション研究の現在/ファッションの三つの様態 第一章 ファッションデザインとは何か ファッションとファッションデザイン/デザイン=外観なのか/デザインの方法論/ブランドのデザイン/システムのデザイン/二つの差異化/モノのデザイン 第二章 スタイルと装飾 シルエットで語られる歴史/様式と文体/衣服と言語の類似性/配置と構成/機能的な装飾 第三章 モダニズム再考 モダニズムとは装飾の排除なのか/ミニマリズム——反復と差異/美術におけるモダニズム——ジャンルの固有性/ボードレールとモダニティ/コム・デ・ギャルソンはアヴァンギャルドか? 第四章 衣服と身体 衣服をめぐるトラブル/第一の衣服としての身体/パレルゴンとしての衣服/潜在的身体としての衣服 おわりに あとがき 著者略歴 蘆田 裕史【著】 1978年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程単位取得退学。京都服飾文化研究財団アソシエイト・キュレーターなどを経て、現在、京都精華大学ポピュラーカルチャー学部准教授、副学長。専門はファッション論。共著に『ファッションは語りはじめた――現代日本のファッション批評』(フィルムアート社、2011年)など、訳書にマリオ・ペルニオーラ『無機的なもののセックス・アピール』(共訳、平凡社、2012年)、アニェス・ロカモラ&アネケ・スメリク編『ファッションと哲学――16人の思想家から学ぶファッション論入門』(監訳、フィルムアート社、2018年)などがある。ファッションの批評誌『vanitas』(アダチプレス)編集委員、本と服の店「コトバトフク」の運営メンバーも務める。
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エレンの日記
¥2,640
ISBN: 978-4-908251-12-2 内容紹介 「私は恋に落ちるといつも、その人と何かをつくりたいという欲望にかられる」(本書より) インディ・カルチャーの発火点となったフランスの雑誌『Purple』の創刊編集長、エレン・フライスによる初の単著がついに刊行! ファッション・映画・文学への情熱、アーティストや作家たちとの交流、東京やブラジルなど世界各地への旅、友人・恋人との出会いと別れ、新しい個人誌『Hélène』『The Purple Journal』の立ち上げ――薄っぺらな流行や商業主義を拒否しながら、自らの感受性を信じ、常に〈美しさ〉を追い求める孤高の編集者エレンが綴った、珠玉の日記エッセイ38篇。 イントロダクションでは、訳者・林央子が1990年代〜2000年代初頭の文化的背景とともにエレンの仕事の意義と今日性を紹介。著者撮影の写真150点を収録(カラー16ページ)。 2001年から2005年にかけてファッション誌『流行通信』で連載された「Elein’s Diary」の単行本化。 「本を開いたあとは、少し違う自分になったと感じていたい。私なのだけれど、今までとは違う私になって、世界を新しい目で眺めたいのだ」(本書より) 目次 イントロダクション(林央子) 南部の春 リオ/シナリオ 私の四つのお気に入り こんなにも違う フレンチ・ラブ・ストーリー ファッション撮影 ちょっと変わったクリスマス ベルギーへ行った理由 フィフティーン・ラヴ ニュースがいっぱい アルメニアに行くまで アルメニアへ行った理由 なぜ新聞を始めるのか 私とパリ ニューヨークの九月 一〇年間、一〇の記憶 リタとリジーの訪問 バック・トゥ・ブラジル 新たな人生 東京の幸せ、長崎の悲しみ 即興 ブリュッセル、ボリス、等々 夏日記 ペトロポリスに行きたかった理由 ホテルの部屋から見た香港 ポーランド、『Purple』、等々 新生『Purple』のこと マドリードへの旅 ファッションウィーク 四月三〇日、金曜日 台北での日々 クミコ 八月のパリ ロシア文学 ヴェネツィアの夢 ミラノ日記 『The Purple Journal』の印刷 ブダペストからベオグラードへ 最後のひとつ あとがき 著者略歴 エレン・フライス【著】 1968年、フランス生まれ。1992年から2000年代初頭にかけて、インディペンデントな編集方針によるファッション・カルチャー誌『Purple』を刊行。その後も個人的な視点にもとづくジャーナリズム誌『Hélène』『The Purple Journal』を手掛ける。また、1994年の「L’Hiver de l’amour」をはじめ世界各国の美術館で展覧会を企画。現在はフランス南西部の町サン・タントナン・ノーブル・ヴァルで娘と暮らしながら、写真家としても活躍している。編著に『Les Chroniques Purple』(VACANT、2014年)。 林央子【翻訳】 1966年生まれ。1988年から2001年まで資生堂『花椿』編集部に所属、その後フリーランスに。2002年、同時代を生きるアーティストとの対話から紡ぎ出す個人雑誌『here and there』を創刊。2011年に刊行した『拡張するファッション』(スペースシャワーネットワーク)では国内外のアーティストの仕事を紹介、2014年にはグループ展「拡張するファッション」へと発展し、水戸芸術館現代美術センターと丸亀市猪熊弦一郎現代美術館を巡回した。東京都写真美術館での展覧会「写真とファッション」(2020年)を監修。
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91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック
¥1,650
ISBN:9784907497132 内容紹介 89歳で夫を亡くし、2019年1月、90歳から始めた新聞ちぎり絵作品と人生の聞き書きを収録した『90 歳 セツの新聞ちぎり絵』は5刷に! 旺盛な食欲を感じさせるハンバーガーやお盆のお供物の剣先イカなど、バラエティに富んだモチーフとユーモラスな言葉、精緻な表現力で注目を集める。世界中が閉塞感に包まれた2020年も、変わらず毎日創作を続け、表現力も観察眼も深化。主に、91歳になった2020年の1年間で作った新作を中心に、32点を収録したコメント付ポストカードブックが出来ました。セツさんの創作の源を探る読み物(ちぎり絵くふう解説/ 1 日のすごし方/セツさんの「昔のしごと」他)も充実。なかなか会えない遠くのあの人へ、セツさんの明るいパワーをポストカードで送るも良し、作品集として純粋に楽しむも良し、な一冊です。 目次 ひとことコメントつきポストカード32点/【読み物】「セツさんのちぎり絵くふう解説」「セツさんの1日」「孫から見た ばあちゃんというヒト・木村いこ」 著者略歴 木村 セツ【イラスト】 1929 年(昭和4年)1月7日奈良県桜井市生まれ。戦争中は学徒動員により、紡績工場で働く。戦後、銀行に勤めるが、家庭の事情で退職。3人の子供を育てながら、養鶏、喫茶店、農業などの仕事に励む。2018年末に夫が他界。2019 年元旦から長女の勧めで新聞ちぎり絵を始め、才能が開花。ツイッターアカウントはフォロワー数4 万人以上(2021年1月現在)。90 歳の1 年間につくった作品を集めた作品集『90歳セツの新聞ちぎり絵』(里山社)が好評発売中。
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謎解き手帳2019
¥4,278
ISBN:9784909474186 内容紹介 いたるところに仕掛けられた謎や暗号を1年がかりで解き明かす、壮大な手帳! 目次 ・年間カレンダー ・年間スケジュール+年謎1問 (2018年12月-2019年12月収録) ・月間スケジュール+月謎12問 (2018年12月-2019年12月収録) ・週間スケジュール+週謎53問 (2018年12月1日-2019年12月31日収録) ・リアル脱出ゲームプレイ記録 ・メモ欄 ・路線図 ・リアル脱出ゲームが遊べる店舗一覧 など
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謎解き手帳2018 ベージュ
¥4,074
ISBN:9784909474100 内容紹介 昨年即完した話題の手帳! いたるところに仕掛けられた複雑な暗号を、1年がかりで解き明かす壮大な謎手帳です。毎週1問の「週謎」、Webサイトで毎月配信される「月謎」、365日の最後に出題される「年謎」と、収録された謎は全66問。また、2本のしおり紐、月間・週間スケジュールページなどの手帳機能、雑学ページも充実。謎解きファン必携のグッズに仕上がっています。※3色展開のうち、こちらはカバーの色が[ベージュ]となります。カバーの色以外の仕様は3種共通です。 著者略歴 SCRAP【著】 2008年設立。「リアル脱出ゲーム」をはじめとした数々のイベントの企画・制作・運営を行っている会社。テレビ、ラジオ、Web、アプリなど、他メディアにも展開中。常に新しいエンターテインメントを模索している。また、イベントスペース「ヒミツキチオブスクラップ」「アジトオプスクラップ」を全国で運営。ファンクラブ「少年探偵SCRAP団」もある。著書に『リアル脱出ゲーム公式過去問題集』(スモール出版)、『人狼村からの脱出』(リットーミュージック)、『リアル脱出ゲーム presents 究極の謎本』(SCRAP出版)など。
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ぱらぱらミクロ 01 好中球の貪食
¥1,320
ISBN:9784991075001 内容紹介 顕微鏡でしか見ることができないミクロの世界。 ぱらぱらとめくれば、本物の微生物が、免疫細胞が手の中で動き出します。速くめくったり、ゆっくりめくったり、めくるたびにいろんな発見が得られるのは、イラストやCGではない、本物を捉えた顕微鏡映像だからこそ。そして、自分の手で繰り返し自由にめくることができる紙の本だからこそ。 「いのちは動いている」ことを体感できる生命科学への入り口となるシリーズ。自然科学に興味のある方、自分の体や免疫に興味のある方、自然美に興味のある方に、生き物が作り出す美しさや不可思議さを見つける体験を。 好中球は体を守る免疫細胞・白血球の一つ。外敵が侵入すると真っ先に駆けつけ、外敵を食べて処理する細胞。パラパラめくると一個の好中球が排除するべく細菌に向かっていく。好中球は実際にはこんなふうに働いていた!教科書では描かれない本物の細胞の動きをつぶさに見ることができる稀有な一冊。一個の好中球の闘いと無数の好中球の闘いの二つを収録したカラー両面仕様。好中球に関する解説付き。 ぱらぱらするとこんな感じ!→https://youtu.be/Sz2iGb5T5aI
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ぱらぱらミクロ 02 細菌の増殖 インフルエンザ菌
¥1,320
ISBN:9784991075018 内容紹介 顕微鏡でしか見ることができないミクロの世界。 ぱらぱらとめくれば、本物の微生物が、免疫細胞が手の中で動き出します。速くめくったり、ゆっくりめくったり、めくるたびにいろんな発見が得られるのは、イラストやCGではない、本物を捉えた顕微鏡映像だからこそ。そして、自分の手で繰り返し自由にめくることができる紙の本だからこそ。 「いのちは動いている」ことを体感できる生命科学への入り口となるシリーズ。自然科学に興味のある方、自分の体や免疫に興味のある方、自然美に興味のある方に、生き物が作り出す美しさや不可思議さを見つける体験を。 1mmの1000分の3ほどしかない小さな細菌・インフルエンザ菌。 パラパラめくると1つ菌が2つに、2つが4つに、4つが・・・。あっという間に紙面の端から端までインフルエンザ菌に埋め尽くされる。見開きで見る増殖は圧巻の迫力。本物の細菌の生命力をまざまざと感じられる一冊。インフルエンザの原因と誤解されやすいインフルエンザ菌の発見秘話・増え方の解説付き。 ぱらぱらするとこんな感じ!→https://youtu.be/Sz2iGb5T5aI
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ぱらぱらミクロ 03 パンに生えたカビ
¥1,320
ISBN:9784991075025 内容紹介 顕微鏡でしか見ることができないミクロの世界。 ぱらぱらとめくれば、本物の微生物が、免疫細胞が手の中で動き出します。速くめくったり、ゆっくりめくったり、めくるたびにいろんな発見が得られるのは、イラストやCGではない、本物を捉えた顕微鏡映像だからこそ。そして、自分の手で繰り返し自由にめくることができる紙の本だからこそ。 「いのちは動いている」ことを体感できる生命科学への入り口となるシリーズ。自然科学に興味のある方、自分の体や免疫に興味のある方、自然美に興味のある方に、生き物が作り出す美しさや不可思議さを見つける体験を。 気がついたらパンに生えているにっくき黒いカビ。しかし顕微鏡で捉えるとそこには実に美しい世界が広がっていた。パラパラめくると、まるでガラスでできた針のような透明な菌糸の先端が水滴のように丸く膨らみ、やがて無数の粒・胞子が実っていく。知られざるカビの美しい姿。カビも一所懸命に生きていると実感できる一冊。一つの菌糸に胞子が実る様子と無数の菌糸が胞子を付ける様子の二つを収録した両面カラー仕様。カビの増え方の解説付き。 ぱらぱらするとこんな感じ!→https://youtu.be/Sz2iGb5T5aI
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つるのおんがえし
¥1,650
ISBN:9784908749131 内容紹介 ▼ POO POO BOOKS ▼ もっと子供たちにポップアートを!!! 日本の古典的な絵本作品を、ものがたりはそのままに 現代のアーティストが絵を描き鮮やかによみがえらせる。 そんな「ニュー・クラシック」を、 親しみやすいポップアートとして現代の子供たちに届けます。 POO POO BOOKS 第7弾! 今作は、とっても淋しい、寂しくて仕方がないお話、、「つるのおんがえし」です。 【初版封入特典として「スペシャル折り紙セット」付き!】 著者略歴 大河原健太郎【イラスト】 1989年生まれ 東京都出身、在住。 東京工芸大学藝術学部卒業。 主に愛をテーマに、自身の感情から沸き起こる様々な色やモチーフを用い、型にとらわれない自由な表現でペインティングや立体作品を制作し日本国内外で発表。 幼少期の祖母との絵葉書のやりとりにルーツを持つ。 主な展覧会に、 "JUST YOUR SMILE"(A/Dギャラリー,東京,2019年) "TRIP OF LOVE" (FISK Gallery, ポートランド, アメリカ,2018年) "LITTLE HOMIE" (OMOTESANDO ROCKET, 東京, 2017年)など
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"Hair Stylistics CD-R Cover Art Works" BOOK WITH CD "BEST!"
¥4,180
ISBN:9784908749094 内容紹介 Hair Stylisticsこと中原昌也が、2010年頃より現在に至るまで不定期で自主リリースを続けるCD-Rシリーズをご存知だろうか。2018年6月現在で、その数なんと220タイトルを超えた。リリースは継続中なのでこれからもその数は増えていくだろう。多作は天才の証と言われるが、中原昌也のこの怒涛のリリースはそれを見事に体現していると言っていいと思う。 本書は当CD-Rシリーズのアートワークを可能な限り集め、羅列したものだ。編集にあたって、在庫のあるお店からは購入し、どこにも在庫の無い作品はオークションサイトや人伝てに、それでも入手できない今となっては幻のタイトルは、もう諦めた。ある時最新作をご本人から購入しようとした際、「もうマスターを消したから手元に無い」旨のお返事をいただき、震えた。しかも本シリーズの取り扱い店は現在都内の3店舗のみ。つまりこのシリーズは、その激希少性にも注目すべき作品群なのだ。 そうして集まった150弱のアートワークを編集し本のかたちに構成した。一つ断りを入れるとすれば、レーベルなどの背景があって公式リリースされた作品群と比べ、自主リリースCD-Rのアートワークはその露悪の濃度がケタ違いに高い。所謂エログロの類とは全く違う、ものすごいバッド感だ。だが、これらを一度に大量に目にすると超強烈な冗談としてきちんとギャグに見えてくる。そして何より、ポップと言っていいのかわからないが絶妙なセンスが浮き上がってくる。ギリギリのバランスで(たまに(結構な頻度で)バランスを崩しながらも)、ヘアスタには痛快な”おしゃれさ”があるのだ。 ※全部が全部バッドな作品ではないので悪しからず(?)、ご安心を(?)。 前述の通り全部を掲載することはできなかったし、各タイトルのリリース時期も正確にはわからず年代順に並べることもしていないため、本書には記録/アーカイブとしての機能はないかもしれない。だがこの本の価値はそこにはなく、中原昌也の天賦の才を改めて世に知らしめることにある。 それには十分な内容となっているだろう。 そして最後に、本書には、膨大なCD-Rシリーズ音源の中から選曲・コンパイルしたベスト盤CDが封入されている。その名もズバリ『BEST!』。ヘアスタの音楽の辺境性・多彩性を俯瞰でき、かつ一枚のアルバムとしてのリスニングにも適し、そして踊れる(!?)、所謂”全音楽ファン必聴”ものの仕上がりになっているので、ぜひアートワークと一緒にお楽しみいただきたく、何卒ご購入のほど宜しくお願い申し上げます。(編集者より) 目次 “Hair Stylistics CD-R Cover Art Works”BOOK WITH CD “BEST!” 《CD "BEST!" TRACK LIST》 01 Unknown from “Uselessness Of 40years” #4 02 Unknown from “World Of Audio Sex” #2 03 Vovol Pipi from “Breaking Human Box” #1 04 Unknown from “No Titles” #4 05 10 Violent Boat People from “Cold Love’s Campaign” #3 06 Large Poor from “Fantastic Slaviewonder” #6 07 Unknown from A Bright Green Field #1 08 Unknown from “The Hairport Convention” #5 09 NYC Blues from “The Heavy Metal Lesson” #3 10 Unknown from “The Murder Experiment” #2 11 Plays Song from “Plays Song” #6 12 Sex Colosseum from “No Progress” #3 13 Good Morning from “Good Morning” #1 14 O.C. Blues from “O.C. Blues” #1 15 Cuttroat Buggy from “Thinking About Worst Caveman” #3 16 Unknown from “Lasy Sounds” #1 17 Unknown from “Songs Of Hate And Hate” #5 18 The Adult from “The Adult” #2 19 Unknown from “Bad Puree” #1 20 Unknown from “Music After Death” #2 著者略歴 中原 昌也【著】 《Hair Stylistics/中原昌也》 1970年6月4日東京都生まれ。 1988年頃よりMTRやサンプラーを用いて音楽制作を開始。 1990年、アメリカのインディペンデントレーベルから「暴力温泉芸者=Violent Onsen Geisha」名義でスプリットLPをリリース、ソニック・ユース、ベック、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンらの来日公演でオープニング・アクトに指名され、 1995年のアメリカ・ツアーを始め海外公演を重ねるなど、国外での評価も高い。 1997年からユニット名を「Hair Stylistics」に改める。 音楽活動と並行して文筆活動も多数。 1998年に初の短篇小説集『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(河出書房新社)を発表した後、 2001年に『あらゆる場所に花束が……』(新潮社)で三島由紀夫賞、 2006年に『名もなき孤児たちの墓』(新潮社)で野間文芸新人賞、 2008年に『中原昌也作業日誌 2004→2007』(boid)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。
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きんたろう
¥1,650
ISBN:9784908749100 内容紹介 ▼ POO POO BOOKS ▼ もっと子供たちにポップアートを!!! 日本の古典的な絵本作品を、ものがたりはそのままに 現代のアーティストが絵を描き鮮やかによみがえらせる。 そんな「ニュー・クラシック」を、 親しみやすいポップアートとして現代の子供たちに届けます。 本巻でいよいよ第6弾、満を持して登場の「きんたろう」! キャラクターは知っていても、物語は意外と知られていない「きんたろう」です。 お子様への読み聞かせはもちろん、 大人の方も改めて、力もち金太郎くんの出世物語(!?)にひたってみてはいかがでしょうか。 【初版封入特典として「折り紙相撲と土俵」付き!】 著者略歴 大河原 健太郎【イラスト】 大河原 健太郎 1989年生まれ 東京都出身、在住。 東京工芸大学藝術学部卒業。 主に愛をテーマに、自身の感情から沸き起こる様々な色やモチーフを用い、型にとらわれない自由な表現でペインティングや立体作品を制作し日本国内外で発表。幼少期の祖母との絵葉書のやりとりにルーツを持つ。 Kentaro Okawara (born 1989) is a painter and sculptor based in Tokyo, Japan. Graduated from the College of Arts, Tokyo Polytechnic University Okawara creates paintings and 3D objects inspired by his postcard exchange with his grandmother during his childhood. Okawara’s carefree work, under the theme of love, features various colors and motifs evoked from a stream of consciousness.
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さんねんねたろう
¥1,650
ISBN:9784908749087 内容紹介 ▼ POO POO BOOKS ▼ もっと子供たちにポップアートを!!! 日本の古典的な絵本作品を、ものがたりはそのままに 現代のアーティストが絵を描き鮮やかによみがえらせる。 そんな「ニュー・クラシック」を、 親しみやすいポップアートとして現代の子供たちに届けます。 レーベル発足から丸二年、おかげさまで第5弾! いつもにも増して描き込まれ、ページを埋め尽くす圧巻の大河原ワールド、 最高傑作(!?)「さんねんねたろう」で楽しい寝正月をお過ごしください! 【初版封入特典として、登場キャラクターのステッカーシート付き】