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ISBN: 978-4-909040-04-6
内容紹介
暴力に満ちた世界で、「敵を愛せ」というイエスの教えに従って正義と平和をめざすのは非現実的に思える。隣人が苦しめられているのを黙って見ているのは不道徳であり、それこそ愛のない行為ではないのか。平和主義にはそんな批判が突きつけられる。だが、それはイエスが説いた平和主義なのだろうか。
人間はなぜ殺しあうのか? 宗教こそが戦争の原因ではないのか? キリスト教は戦争をどう考えているのか? 国家に従えと教えているのか? 平和主義で国が守れるのか? 犯罪は防げるのか? 本書はこうした問いに正面から挑む。
キリスト教と戦争の問題を考える上ではずせない論点を、本書は幅広くカバーしている。律法と預言者、残酷な旧約の神、ユダヤの軍事的メシア待望と暴力的抵抗、最初期の教会の実践、教父たちの主張、ローマ軍とクリスチャン兵士、黙示録、宗教改革者たちの思想、教会と国家、キリスト教と戦争の歴史、平和主義と正戦論……そしてそれらすべてを読み解く鍵としてのイエスの生と死。
行動する福音派神学者ロナルド・J・サイダーが、正義と平和を追求した人生の集大成として著した一冊。IF JESUS IS LORD: Loving Our Enemies in an Age of Violenceの全訳。
目次
序章 イエスは殺してはならないと教えたのか
第1章 イエスが告げた「良き知らせ」とは
第2章 イエスの行動が教えていること
第3章 山上の説教でイエスが語ったこと
第4章 暴力を拒否したイエス
第5章 最初期の教会におけるキリストの平和
第6章 聖書は暴力を肯定しているのか
第7章 平和主義の神学的基礎
第8章 平和主義に対する批判
第9章 正戦論に対する批判
第10章 旧約聖書の神とイエス
第11章 平和主義で戦争と犯罪を防げるか
第12章 キリストの死と非暴力
第13章 教会と戦争の歴史
終章 イエスを主とするなら
解説 キリスト教と戦争について
事項・人名・聖書箇所・ギリシャ語さくいん
著者略歴
ロナルド・J・サイダー【著】
[著者]ロナルド・J・サイダー(Ronald J. Sider)
1939年生まれ。神学者。社会活動家。イェール大学で修士号(神学)、博士号(歴史学)を取得。パーマー神学校(旧イースタン・バプテスト神学校)で40年以上にわたり神学、ホリスティック・ミニストリー、公共政策を講じた。
人種差別、軍国主義、経済至上主義、社会的不平等、性差別などの克服を訴えた1973年の「シカゴ宣言」(社会問題を憂慮する福音派キリスト者のシカゴ宣言)では中心的な役割を果たした。以来、社会正義を追求するキリスト者の運動を思想と実践の両面で支え続けている。
著書多数。代表作『聖書の経済学』(Rich Christians in an Age of Hunger)(邦訳あおぞら書房)は、クリスチャニテイ・トゥデイ誌によって「20世紀で最も影響力のあったキリスト教書100選」、「社会正義を説くキリスト教書ベスト5」に選ばれている。
現在、クリスチャニティ・トゥデイ誌客員編集委員。米国フィラデルフィア在住。
後藤 敏夫【解説】
[解説]後藤敏夫(ごとう・としお)
聖書神学舎卒業。麻溝台キリスト教会、大韓イエス東京福音教会協力牧師、キリスト教朝顔教会牧師などを経て、現在、日本キリスト召団・惠泉四街道教会(千葉県)牧師。著書に『終末を生きる神の民』『神の秘められた計画』(以上、いのちのことば社)、訳書にヘンリ・ナウエン『イエスの御名で』、ハワード・A・スナイダー『神の国を生きよ』(以上、あめんどう)、ジム・ウォリス『よみがえれ、平和よ!』(新教出版、共訳)などがある。
御立 英史【翻訳】
[翻訳]御立英史(みたち・えいじ)
翻訳者。編集者。訳書にロナルド・J・サイダー『聖書の経済学』(あおぞら書房)、ヨハン・ガルトゥング『日本人のための平和論』、デイビッド・ローワン『DISRUPTERS 反逆の戦略者』(以上、ダイヤモンド社)などがある。
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