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言葉の服
¥2,970
ISBN: 978-4-7987-0172-1 内容紹介 「見慣れた世界を初めて見るかのように見ている」 ――鷲田清一 氏 衣食住と言われるように、服は人間にとって不可欠なものです。しかし、私たちはいつしか〈ファッション=流行〉としてしか衣服を捉えなくなってしまいました。まして、日本人は近代以降「洋服」を着ることを当たり前のこととしています。では、服飾において私たち日本人が培ってきたものは捨て去られるだけなのでしょうか? 著者は、大学院まで哲学を学び、そこから服飾の世界に転じた後、「日本の美意識が通底する新しい服の創造」をコンセプトとしたブランド「matohu(まとう)」を立ち上げました。その方法は、「言葉から服を生み出す」というものです。 私たちはいま、どのような服を着ているのか。そして、服とは何から生まれるのか。私たち自身の日々の生活を見つめ直すことで、いつしか忘れてしまった「日本の美意識」に気づくことができます。気鋭のファッションデザイナーが紡ぐ、服と生活を考えるための哲学的エッセイ集。 目次 はじめに――いま私たちはどんな服を着ているだろう 第一章 気づきを生かす はじめに「言葉」がある 言葉の矢――ドイツで問われた根本 哲学とファッション 立体裁断、自由の造形 人のうつわ おしゃれの意味 服が生み出す「交わりの場」 「和」という言葉 枯野見――風雅な遊び 「もの」が語る生活の秘密 「衣料危機」って何? 第二章 「日本の眼」で見つめる 「日本の眼」とは何か 「かさね」――季節と色と言葉のデザイン 「無地の美」――無限の味わい 「映り」――取り合わせの不思議 「やつし」――簡素な豪華さ 「見立て」――物の転生 「あわい」――関係性の美学 「尽くし」――豊かさの祝祭 「素(しろ)」――色なき根源の色 「ほのか」――無から出ずるもの 「かろみ」――物数を尽くす 「おぼろ」なる世を愛する 「うつくし」――かわいさと強さ 「いき」――生き方の理想 「かざり」――命の荘厳 「なごり」――終わりと始まり 第三章 日本人のおしゃれ 土方歳三の「いき」 中原中也の「憧憬」 智恵子の素(しろ) 宮沢賢治の「田園」 藤田嗣治の「ミシン」 白洲正子の「プリーツ」 第四章 出会いを生かす――物と人 花鋏と突然の覚悟、心の手について 華やぐ美のひとしずく 九谷焼酒盃 「銘仙」と伝統の泉 「こぎん」を身にまとう 「素型」のデザイン――文化ボディ 偉大なる「ない」のコート 「いき」と国宝の美 風に舞う――能と衣装 日本の美を生きた人 『日本の面影』を旅する 第五章 日々の哲学 日々の哲学 発熱する命 蕎麦屋での思索 「きく」ということ Ⅰ 「きく」ということ Ⅱ 永遠の今 人生を変える言葉 対話と思考 第六章 対話篇――哲学者 鷲田清一と京都を歩く 歩きながら考える なぜ、外国人旅行者は京都できものを着たがるのか? 弓は「私」ではなく「それ」が射る 日本の美意識を西洋哲学の言葉で考えた九鬼周造 和語は現象学に向いている 純粋な日本文化なんてない 「つかう」と「つきあう」 その人にとっての「言葉の服」 待つことなく、待つ 「おしゃれ」の意味 本当におしゃれな人たち おしゃれは「する」のではなく「なる」もの 顔の映り、映える服 服をまとうことで自分が生まれる 西洋的普遍と思われているものの特殊性 見慣れたものを初めて見るかのように見る 服を通じたコミュニケーション 結論の決まっていない対話 著者略歴 堀畑裕之【著】 服飾デザイナー。大阪府堺市生まれ。同志社大学文学部卒、同大学院哲学専攻修了。その後、文化服装学院アパレルデザイン科へ。コム・デ・ギャルソンにて勤務の後、渡英しロンドンコレクションの仕事にたずさわる。帰国後05年に「日本の美意識が通底する新しい服の創造」をコンセプトとしたブランドmatohu(まとう)を関口真希子と共に設立。06年より、東京コレクションに参加。09年、毎日ファッション大賞新人賞、資生堂奨励賞受賞。11年、「慶長の美」展(スパイラル、熊本市現代美術館)。12年、「日本の眼―日常にひそむ美を見つける」展(金沢21世紀美術館)など美術館での展覧会も行なっている。
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わたしの戦後出版史
¥3,080
ISBN: 978-4-901510-65-3 内容紹介 1953年未來社に入社し、戦後を代表する多くの作家・学者と関わり、83年に影書房を設立、いまも現役編集者として活躍する著者が、個人の回想がそのまま戦後出版史となる歴史を語る。 貴重な人物写真や初版本など図版230点を収録。 目次 聞き書きのはじめに・・・鷲尾賢也 1 未来社入社まで 2 西谷能雄社長の「頑迷固陋」 3 花田清輝、品行方正の破れかぶれ 4 平野謙の芸術と実生活 5 難解王、埴谷雄高のボレロ的饒舌 6 敗戦前後—わたしの戦争体験 7 丸山眞男の超人的好奇心 8 権威嫌いの藤田省三の仕事 9 全身小説家、井上光晴の文学魂 10 上野英信、記録文学の精神 11 木下順二と山本安英の奇跡的な出会い 12 秋元松代の反響とわが演劇運動 13 竹林の隠者、富士正晴 14 野間宏の独特な精神の迂回路 15 人類生活者・溝上泰子の闘い 16 女性の人権と自立のために—もろさわようこ・山代巴・丸岡秀子 17 北朝鮮とのかかわりと金泰生 18 西郷信綱、廣末保、安東次男と民衆文化 19 宮本常一、そして出版の仲間たち 20 『秋田雨雀日記』と忘れえぬ演劇人たち 21 上原専祿の言葉と出版への思い 聞き書きをおえて・・・上野明雄 後記・・・松本昌次 著者略歴 松本 昌次【著】 1927年生まれ。1953年、未来社入社、以後三十年間編集者として勤め、83年退社、影書房を創設し現在に至る。関わった著者に花田清輝、埴谷雄高、丸山真男、平野謙、野間宏、杉浦明平、木下順二、富士正晴、島尾敏雄、吉本隆明、井上光晴、橋川文三、上野英信、溝上泰子、廣末保、藤田省三など。手がけた数々の名著は、そのまま戦後出版史の輝かしい軌跡を描く。著書に『戦後文学と編集者』ほか。 上野 明雄【著】 1943年生まれ。1967年、小学館入社。児童雑誌編集長、児童図書・一般図書編集部長などを経て、同社取締役及び小学館クリエイティブ代表取締役を2007年退任。野上暁の名で子ども文化研究や評論家としても活躍、著書に『おもちゃと遊び』『日本児童文学の現代へ』『子ども学 その源流へ』などがある。 鷲尾 賢也【著】 1944年生まれ。1969年、講談社入社。現代新書編集長を経て、「選書メチエ」「現代思想の冒険者たち」「日本の歴史」などを手がける。学芸局長、取締役を経て2003年退任。著書『編集とはどのような仕事なのか』。小高賢の名で歌人としても活躍。歌集に『本所両国』(若山牧水賞)、『眼中のひと』などがある。
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かえりみち
¥1,760
ISBN: 978-4-901510-55-4 内容紹介 あの頃は学校からのかえりみちが冒険だった。子どもの頃には見えていた、日常とシンメトリーするもうひとつの風景。 細密な鉛筆画で描く、はじめてだけども懐かしい森洋子の作品世界。 ◇www.transview.co.jp にて全ページを公開中 著者略歴 森 洋子【著】 1959年、東京生まれ。東京芸術大学美術学部絵画科卒業、1984年、東京芸術大学大学院美術研究科修了。 2000年「たけしの誰でもピカソ」第2回映像アーティストピカソ大賞受賞。受賞作品[KIOKUEIGA]。2001年、東急世田谷線で、森洋子「絵写真展示電車」が運行される。2006年、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品「路地裏の鬼」。現在、城西国際大学福祉総合学部助教。
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理想の出版を求めて
¥3,080
ISBN: 978-4-901510-42-4 内容紹介 数々の大型企画や季刊誌『へるめす』の創刊など、学問・芸術・社会をつなぎ、新たな文化シーンをパノラマのごとくくり広げ、人文知の形成に大きな役割を果たした一編集者の躍動感溢れるドキュメント。著者は、1997年から2003年まで岩波書店の社長を務めた。 目次 第一章小僧の修業 岩波書店の"新人教育"/特集企画を立てる 第二章哲学者たち 講座「哲学」の編集/編集の師との出会い/個性きわだつ人々 第三章新書編集とフランクフルト国際書籍市 青版の時代/黄版の出発/フランクフルトコネクション 第四章知的冒険の海へ 「現代選書」と「叢書・文化の現在」/「20世紀思想家文庫」と「口座・精神の科学」/『魔女ランダ考』『世紀末ウィーン』『文化の詩学』など 第五章不可能への挑戦『へるめす』の輪Ⅰ 文化創造のための季刊誌/支柱としての林達夫 第六章知的冒険を楽しむ 単行本とあたらしいシリーズ/「新講座・哲学」と単行本 第七章編集長としての後半戦『へるめす』の輪Ⅱ 同人たちのがんばり/ベストセラー作家から科学者まで 第八章転換期の企画 ジャンルを超えた講座/「中村雄二郎著作集」から『安楽に死にたい』まで/二十一世紀のためのいくつかの試み おわりに 垣間見たユートピア あとがき・索引 著者略歴 大塚 信一【著】 1939年、東京に生まれる。63年、国際基督教大学卒業。同年、株式会社岩波書店入社。雑誌『思想』編集部をスタートに、岩波新書(青版・黄版)、「岩波現代選書」「叢書・文化の現在」「新講座・哲学」「河合隼雄著作集」など数々のシリーズ・講座・著作集を世に送る。また84年、編集長として季刊誌『へるめす』(編集同人:磯崎新、大江健三郎、大岡信、武満徹、中村雄二郎、山口昌男)を創刊、海外の著者・出版人にも幅広いネットワークをもち、20世紀後半の人文書繚乱の時代を創出する。90年、編集担当取締役、96年、代表取締役専務(社長代行)、97年〜2003年、代表取締役社長。現在、つくば伝統民家研究会(古民家再生コンサルティング、古材等販売)代表、社会福祉法人日本点字図書館理事、東アジア出版人会議理事。
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みのりちゃんのみんなでごはん
¥1,650
ISBN: 978-4-901510-44-8 内容紹介 おでかけ大好きみのりちゃんが訪ねる、動物たちのいろんな食卓。 くり返しが楽しいリズミカルなストーリー。さぁみんなで、たのしくおいしく、「いただきまーす!」 親子のきずなをはぐくむ読み聞かせ絵本「みのりちゃん」シリーズ第2作。 目次 □あらすじ おでかけ大好きみのりちゃん、おなかペコペコかえりみち。森で出会ったリスの親子は、木の実のごはんをカリカリポリポリ。次は羊の親子が、ムシャムシャハムハムみどりのごはん。川辺では熊の親子が、ピチピチブルブル魚のごはん。ライオン親子のごはんは・・・残念!まだみたい。さるの親子にさよならしたら、おとうさんのお手伝い。魚を釣って野菜をとって、みのりちゃんとおとうさんは、おかあさんのお手伝い。できたできた、みんなでごはん。「いただきまーす!」 *キャンバスの布目を生かしたあたたかタッチで、動物たちとみのりちゃんの「みんなでごはん」の情景が描きこまれています。
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みのりちゃんのすてきなおうち
¥1,650
ISBN: 978-4-901510-38-7 内容紹介 おでかけ大好きみのりちゃんが訪ねる、動物たちのいろんなおうち。 ほっこりあたたかいタッチで、キャンバスに描かれた絵と、リズミカルな文章が読み聞かせに最適。 みのりちゃんと一緒に親子でお散歩にでかけませんか?
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がんと向きあうこころの本
¥1,650
ISBN: 978-4-901510-28-8 内容紹介 日本人の死亡原因の第1位を占めるがん。治癒する可能性も増したが、受容の仕方も難しくなった病いとどう向きあうべきか。 現場経験豊富な精神看護学の大家が、優しく深い言葉で綴り、読むだけで不安が軽くなる こころの処方箋。 目次 ひとりで悩まないで・・・ 医療者はあなたの心配ごとの相談者です 診断結果を聞く前に いっしょに結果を聞いてくれる人が必要です 医師に積極的に質問してください 告知のあとに生じる不安 家族にとってのがん告知 治療法を選択する 治療がもたらす影響 揺れ動くこころと病院めぐり 治療を受ける決意をするために 入院を前にして 入院生活での役割 社会生活から一時的に離れるということ 医療者に援助を求める 入院生活のこと 入院による気持ちの落ち込み 同じ病室の人との生活 手術を受けるということ 回復する過程で起こること 歩けるようになるまで 退院後の生活のために 手術後の自分を受け入れる 価値観の転換と、新しい気持ちでの再出発 薬や放射能の副作用の心配 再発の不安 身体的な障害を抱えて生きる 家庭で療養するということ 長期にわたる療養のなかで しなやかな心で生きる 本人に病気のことを伏せているとき 私たちは必ず死を迎える、ということ・・・ 本書を手にとってくださった方へ 著者略歴 坂田 三允【著】 1946年、富山県生まれ。1969年、聖路加看護大学卒業。1992年、大正大学仏教学部卒業。 東京大学医学部付属病院精神科婦長、長野県看護大学教授を経て、2001年より群馬県精神医療センター看護部長。また社団法人日本精神科看護技術協会第一副会長。 著書に、『入院患者の心理と看護』『心を病む人の生活と看護』(中央法規出版)『精神機能の障害と看護』(同朋社出版)、『生活領域から見た精神科看護』(医学書院)ほか多数。
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白いインディオの想い出
¥3,300
ISBN: 978-4-901510-26-4 内容紹介 ブラジルが生んだ世界的作曲家の全貌を、作品論・証言や思い出を交えて、その魅力を、直弟子のピアニストが余すところなく描き出す。 孫弟子の鈴木裕子による翻訳とピアノ演奏CDが、楽しく美しいブラジル・クラッシックの世界へ誘う。 目次 序文 I ヴィラロボスの生涯 Ⅱ 白いインディオの想い出 Ⅲ さまざまな証言 Ⅳ ヴィラロボスと多作性について Ⅴ 作品と演奏—ピアノ作品・演奏解釈 Ⅵ ヴィラロボス略年譜 Ⅶ ブラジルの音楽について エピローグ 主要作品目録 参考文献 訳者あとがき CD収録作品リスト 著者略歴 アンナ・ステラ・シック【著】 ブラジルに生まれ育ち、長年パリに在住。夫はフランス人作曲家、ミシェル・フィリポ。ヴィラ=ロボス作品の初演を南米・北米ほか世界各地で行ない、フランスではヴィラ=ロボスの指揮のもとで初演も行なった。各国からの受賞に、フランスより芸術・文学賞牌(カヴァレイロ位)、ブラジル政府よりイピランガ勲章、ブラジル批評家協会特別賞など。また世界初のヴィラ=ロボス全曲集のCD録音により、ブラジル・レコード製作者・批評家協会より年間最高録音作品賞を授与された。著書に『リスト派の演奏法』(2001年)など。 鈴木 裕子【翻訳】 1967年東京生まれ。ピアニスト。90年、国立音楽大学ピアノ科卒業。日本、アメリカ、ヨーロッパ各地でブラジルのピアノ作品を取り入れたコンサートを行なう。2002年、ブラジル政府よりその文化的功績を讃えてリオ・ブランコ勲章を授与される。
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編集とはどのような仕事なのか
¥2,420
ISBN: 978-4-901510-19-6 内容紹介 現役必携! 志望者必読! 一般読者も本を見る眼がガラリと変わる。 講談社現代新書の編集長を務め、「選書メチエ」を創刊し、「現代思想の冒険者たち」「日本の歴史」など記念碑的企画を世に送り出した名編集者が、豊富な実践例で奥義の全てを披露する。 目次 ●編集者とは何か テレビドラマでは/「一個の人格」として/無から有を/適性はあるか ●ささやかな自分史 週刊誌での体験/激戦、新書編集部/学術局へ ●出版小史と出版事情 危機に立つ出版/日本の出版をふりかえる/コミックの出現以後 ●企画の発想法 自閉的傾向のなかで/企画の三角形/分類してみると/問題をつくる能力/編集会議という整流器/取材とはどのようなことか ●原稿依頼とプロット 引き受けてもらうには/設計図はどう作るのか ●催促と読みと修正 あるときは鬼、またあるときは……/第一の読者として/原稿修正のむずかしさ ●チェックから入稿まで 整理に必要な構想力/目次と小見出し/図版・写真・地図・イラストなど ●装丁・タイトル・オビ 本にも衣装/タイトルを練る/オビは腕の見せどころ ●編集から見た販売・流通・宣伝 書店という特異な場所/再販売価格維持契約と委託配本制/新聞宣伝と書評 ●人間交際論 「面」でつきあえ/他人の力を借りる/本と「つきあい」の共通性 ●本に未来はあるか 本はどうなってゆくのだろうか/変わりゆく編集作業/村上春樹の実験 ●著者に育てられる 手土産をもって/ネットワークを広げる/「本」編集長として/安岡章太郎と丸山真男/創刊はおもしろい ●あとがき 著者略歴 鷲尾 賢也【著】 1944年、東京の下町に生まれる。慶應義塾大学経済学部卒業。1969年、講談社入社。「週刊現代」編集部をスタートに、「講談社現代新書」編集長、PR誌「本」編集長などを歴任。書き下ろしシリーズ「選書メチエ」を創刊し、また「現代思想の冒険者たち」(全31巻)、「日本の歴史」(全26巻)などの記念碑的な企画を世に送り出す。学術局長、学芸局長、取締役を経て、2003年退任。現在、講談社顧問。また編集者の顔とは別に、小高賢の名で歌人としても活躍、歌集『本所両国』で第五回若山牧水賞受賞。批評『宮柊二とその時代』『転形期と批評』などがある。
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昭和二十一年八月の絵日記
¥1,650
ISBN: 978-4-901510-01-1 内容紹介 失われた言葉づかい、季節の移ろいを捉える繊細な感受性。懐かしい家族の情景、遊び、学校、夏祭り・・・子どもの鋭い眼と巧みな手によって、敗戦後一年目の夏がよみがえる。 当時小学校五年生が描いた、夏休みの絵日記を原寸大のカラーで再現。 著者略歴 山中和子【著】 1935年、神戸市生まれ。昭和19年(1944)より学童集団疎開で岡山県落合村へ。よく20年(1945)6月、神戸の家が空襲罹災のため疎開地を去り、丹波地方に遠縁を頼り母親と二人で転居。翌年8月終戦を迎え、昭和21年(1946)神戸の高羽小学校へ戻る。鷹匠中学校、県立神戸高校に在学中の6年間、新制作派協会の小松益喜氏にデッサン、油絵の指導を受ける。1959年、女子美術大学芸術学部洋画科を卒業。1960年より岡山県に在住。
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北朝鮮問題のジレンマを「戦略的虚構」で乗り越える
¥1,760
ISBN: 978-4-909040-01-5 内容紹介 いまの北朝鮮は、戦前の日本に似ている。ならば、戦後の日本を世界が受け入れた「虚構」(フィクション)のなかに、北朝鮮問題のジレンマを乗り越える鍵があるはずだ。本書はその「虚構」とは何か、それをどうすれば北朝鮮問題に活かせるのかを説く。日本が果たせる役割は大きく、それによって得られる果実も大きい。 無数の北朝鮮本が出版されているので、読者はまたかと思うかもしれません。北朝鮮を批判するにせよ、擁護するにせよ(これはほとんどないと思いますが)、論点は出つくしたと思われているかもしれません。しかし、この本は違います。 第1章で、過去2回の米朝合意が破綻した背景を掘り下げ、第2章で、北朝鮮問題によって日本を含む関係主要国すべてが複雑骨折のような状態にあることを分析し、第3章で、世襲制独裁の異常国家・北朝鮮で行われている悲惨な人権蹂躙の模様を詳述します。 まるで解決不能であることを論じるためのような材料をこれでもかと提示したあと、最後の第4章で、著者は「戦略的虚構」を活用して問題を乗り越えよ、と提案します。解決不能の度が深いからこそ、この「虚構」が成立する可能性があるという、意表を衝く提案が新鮮です。 内田樹氏(思想家)すいせん 「北朝鮮における人権侵害を抑制しながら、体制保証によって非核化を達成することは可能か? このきわめて困難な(ほとんど不可能な)課題に本書は驚くべき解を提示します。松竹さんのリアリスティックでかつロマンティックなアイディアに僕は同意の一票を投じます」 目次 第1章 また同じ挫折を繰り返すのか――ジレンマの歴史 1 北朝鮮の核開発はこうして始まった 2 第一次核危機と「米朝枠組み合意」 3 第二次核危機と六カ国協議 4 米朝両国の努力にもかかわらず 第2章 「非核化」と「体制保証」は両立できるのか――ジレンマの連鎖 1 北朝鮮の非核化に潜むジレンマ 2 「体制保証」それ自体のジレンマ 3 非核化と体制保証のジレンマ 4 主要関係国それぞれのジレンマ 第3章 北朝鮮の人権問題をどう考えるべきか――ジレンマの底流 1 「ヒトラーの体制でも保証するのか」という問い 2 「ナチスよりまし」とはいえない北朝鮮の実態 3 ポリティサイド国家はこうして生まれた 4 「体制を保証してはならない」という勧告 第4章 日本は「戦略的虚構」による解決をめざせ――ジレンマの克服 1 体制の保証と改革を両立させた日本の先例 2 日本は核問題で本当の橋渡しができる 3 北朝鮮への経済援助は日本の利益になる 4 拉致問題でマイナスをプラスに変える戦略 わが体験的北朝鮮論――あとがきに代えて 著者略歴 松竹伸幸【著】 編集者・ジャーナリスト、日本平和学会会員、「自衛隊を活かす会」事務局長。1955年、長崎県生まれ。1979年、一橋大学社会学部卒。直後に日本民主青年同盟の専従となり、おもに国際活動を担当する。その後、国会議員秘書を経験した上で、日本共産党中央委員会安保外交部長を歴任するなど、日本の安全保障、外交の分野で仕事をする。2006年より出版社に勤務し、2015年には現行憲法下での自衛隊のあり方を探るため「自衛隊を活かす会」(代表=柳澤協二)を結成し、現在に至る。 著書に『日韓が和解する日』、『「日本会議」史観の乗り越え方』(いずれもかもがわ出版)、『慰安婦問題をこれで終わらせる』(小学館)、『憲法九条の軍事戦略』(平凡社新書)など多数。
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言葉と衣服
¥1,980
ISBN: 978-4-908251-13-9 内容紹介 私たちは生まれてからずっと、衣服とともに生活している。 それなのに、衣服を語る言葉が貧しいのはなぜだろう。 あいまいな用語が流通するファッションの世界に向き合い、 本書は「言葉の定義=批評のためのインフラ整備」を試みる。 ファッションをめぐる新たな思考が、この本からはじまる。 目次 はじめに ファッションの定義/衣服について思考すること/なぜヒトは衣服を着はじめたのか/ファッション研究の現在/ファッションの三つの様態 第一章 ファッションデザインとは何か ファッションとファッションデザイン/デザイン=外観なのか/デザインの方法論/ブランドのデザイン/システムのデザイン/二つの差異化/モノのデザイン 第二章 スタイルと装飾 シルエットで語られる歴史/様式と文体/衣服と言語の類似性/配置と構成/機能的な装飾 第三章 モダニズム再考 モダニズムとは装飾の排除なのか/ミニマリズム——反復と差異/美術におけるモダニズム——ジャンルの固有性/ボードレールとモダニティ/コム・デ・ギャルソンはアヴァンギャルドか? 第四章 衣服と身体 衣服をめぐるトラブル/第一の衣服としての身体/パレルゴンとしての衣服/潜在的身体としての衣服 おわりに あとがき 著者略歴 蘆田 裕史【著】 1978年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程単位取得退学。京都服飾文化研究財団アソシエイト・キュレーターなどを経て、現在、京都精華大学ポピュラーカルチャー学部准教授、副学長。専門はファッション論。共著に『ファッションは語りはじめた――現代日本のファッション批評』(フィルムアート社、2011年)など、訳書にマリオ・ペルニオーラ『無機的なもののセックス・アピール』(共訳、平凡社、2012年)、アニェス・ロカモラ&アネケ・スメリク編『ファッションと哲学――16人の思想家から学ぶファッション論入門』(監訳、フィルムアート社、2018年)などがある。ファッションの批評誌『vanitas』(アダチプレス)編集委員、本と服の店「コトバトフク」の運営メンバーも務める。
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91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック
¥1,650
ISBN:9784907497132 内容紹介 89歳で夫を亡くし、2019年1月、90歳から始めた新聞ちぎり絵作品と人生の聞き書きを収録した『90 歳 セツの新聞ちぎり絵』は5刷に! 旺盛な食欲を感じさせるハンバーガーやお盆のお供物の剣先イカなど、バラエティに富んだモチーフとユーモラスな言葉、精緻な表現力で注目を集める。世界中が閉塞感に包まれた2020年も、変わらず毎日創作を続け、表現力も観察眼も深化。主に、91歳になった2020年の1年間で作った新作を中心に、32点を収録したコメント付ポストカードブックが出来ました。セツさんの創作の源を探る読み物(ちぎり絵くふう解説/ 1 日のすごし方/セツさんの「昔のしごと」他)も充実。なかなか会えない遠くのあの人へ、セツさんの明るいパワーをポストカードで送るも良し、作品集として純粋に楽しむも良し、な一冊です。 目次 ひとことコメントつきポストカード32点/【読み物】「セツさんのちぎり絵くふう解説」「セツさんの1日」「孫から見た ばあちゃんというヒト・木村いこ」 著者略歴 木村 セツ【イラスト】 1929 年(昭和4年)1月7日奈良県桜井市生まれ。戦争中は学徒動員により、紡績工場で働く。戦後、銀行に勤めるが、家庭の事情で退職。3人の子供を育てながら、養鶏、喫茶店、農業などの仕事に励む。2018年末に夫が他界。2019 年元旦から長女の勧めで新聞ちぎり絵を始め、才能が開花。ツイッターアカウントはフォロワー数4 万人以上(2021年1月現在)。90 歳の1 年間につくった作品を集めた作品集『90歳セツの新聞ちぎり絵』(里山社)が好評発売中。
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謎解き手帳2019
¥4,278
ISBN:9784909474186 内容紹介 いたるところに仕掛けられた謎や暗号を1年がかりで解き明かす、壮大な手帳! 目次 ・年間カレンダー ・年間スケジュール+年謎1問 (2018年12月-2019年12月収録) ・月間スケジュール+月謎12問 (2018年12月-2019年12月収録) ・週間スケジュール+週謎53問 (2018年12月1日-2019年12月31日収録) ・リアル脱出ゲームプレイ記録 ・メモ欄 ・路線図 ・リアル脱出ゲームが遊べる店舗一覧 など
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謎解き手帳2018 ベージュ
¥4,074
ISBN:9784909474100 内容紹介 昨年即完した話題の手帳! いたるところに仕掛けられた複雑な暗号を、1年がかりで解き明かす壮大な謎手帳です。毎週1問の「週謎」、Webサイトで毎月配信される「月謎」、365日の最後に出題される「年謎」と、収録された謎は全66問。また、2本のしおり紐、月間・週間スケジュールページなどの手帳機能、雑学ページも充実。謎解きファン必携のグッズに仕上がっています。※3色展開のうち、こちらはカバーの色が[ベージュ]となります。カバーの色以外の仕様は3種共通です。 著者略歴 SCRAP【著】 2008年設立。「リアル脱出ゲーム」をはじめとした数々のイベントの企画・制作・運営を行っている会社。テレビ、ラジオ、Web、アプリなど、他メディアにも展開中。常に新しいエンターテインメントを模索している。また、イベントスペース「ヒミツキチオブスクラップ」「アジトオプスクラップ」を全国で運営。ファンクラブ「少年探偵SCRAP団」もある。著書に『リアル脱出ゲーム公式過去問題集』(スモール出版)、『人狼村からの脱出』(リットーミュージック)、『リアル脱出ゲーム presents 究極の謎本』(SCRAP出版)など。
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ぱらぱらミクロ 01 好中球の貪食
¥1,320
ISBN:9784991075001 内容紹介 顕微鏡でしか見ることができないミクロの世界。 ぱらぱらとめくれば、本物の微生物が、免疫細胞が手の中で動き出します。速くめくったり、ゆっくりめくったり、めくるたびにいろんな発見が得られるのは、イラストやCGではない、本物を捉えた顕微鏡映像だからこそ。そして、自分の手で繰り返し自由にめくることができる紙の本だからこそ。 「いのちは動いている」ことを体感できる生命科学への入り口となるシリーズ。自然科学に興味のある方、自分の体や免疫に興味のある方、自然美に興味のある方に、生き物が作り出す美しさや不可思議さを見つける体験を。 好中球は体を守る免疫細胞・白血球の一つ。外敵が侵入すると真っ先に駆けつけ、外敵を食べて処理する細胞。パラパラめくると一個の好中球が排除するべく細菌に向かっていく。好中球は実際にはこんなふうに働いていた!教科書では描かれない本物の細胞の動きをつぶさに見ることができる稀有な一冊。一個の好中球の闘いと無数の好中球の闘いの二つを収録したカラー両面仕様。好中球に関する解説付き。 ぱらぱらするとこんな感じ!→https://youtu.be/Sz2iGb5T5aI
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ぱらぱらミクロ 02 細菌の増殖 インフルエンザ菌
¥1,320
ISBN:9784991075018 内容紹介 顕微鏡でしか見ることができないミクロの世界。 ぱらぱらとめくれば、本物の微生物が、免疫細胞が手の中で動き出します。速くめくったり、ゆっくりめくったり、めくるたびにいろんな発見が得られるのは、イラストやCGではない、本物を捉えた顕微鏡映像だからこそ。そして、自分の手で繰り返し自由にめくることができる紙の本だからこそ。 「いのちは動いている」ことを体感できる生命科学への入り口となるシリーズ。自然科学に興味のある方、自分の体や免疫に興味のある方、自然美に興味のある方に、生き物が作り出す美しさや不可思議さを見つける体験を。 1mmの1000分の3ほどしかない小さな細菌・インフルエンザ菌。 パラパラめくると1つ菌が2つに、2つが4つに、4つが・・・。あっという間に紙面の端から端までインフルエンザ菌に埋め尽くされる。見開きで見る増殖は圧巻の迫力。本物の細菌の生命力をまざまざと感じられる一冊。インフルエンザの原因と誤解されやすいインフルエンザ菌の発見秘話・増え方の解説付き。 ぱらぱらするとこんな感じ!→https://youtu.be/Sz2iGb5T5aI
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ぱらぱらミクロ 03 パンに生えたカビ
¥1,320
ISBN:9784991075025 内容紹介 顕微鏡でしか見ることができないミクロの世界。 ぱらぱらとめくれば、本物の微生物が、免疫細胞が手の中で動き出します。速くめくったり、ゆっくりめくったり、めくるたびにいろんな発見が得られるのは、イラストやCGではない、本物を捉えた顕微鏡映像だからこそ。そして、自分の手で繰り返し自由にめくることができる紙の本だからこそ。 「いのちは動いている」ことを体感できる生命科学への入り口となるシリーズ。自然科学に興味のある方、自分の体や免疫に興味のある方、自然美に興味のある方に、生き物が作り出す美しさや不可思議さを見つける体験を。 気がついたらパンに生えているにっくき黒いカビ。しかし顕微鏡で捉えるとそこには実に美しい世界が広がっていた。パラパラめくると、まるでガラスでできた針のような透明な菌糸の先端が水滴のように丸く膨らみ、やがて無数の粒・胞子が実っていく。知られざるカビの美しい姿。カビも一所懸命に生きていると実感できる一冊。一つの菌糸に胞子が実る様子と無数の菌糸が胞子を付ける様子の二つを収録した両面カラー仕様。カビの増え方の解説付き。 ぱらぱらするとこんな感じ!→https://youtu.be/Sz2iGb5T5aI
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つるのおんがえし
¥1,650
ISBN:9784908749131 内容紹介 ▼ POO POO BOOKS ▼ もっと子供たちにポップアートを!!! 日本の古典的な絵本作品を、ものがたりはそのままに 現代のアーティストが絵を描き鮮やかによみがえらせる。 そんな「ニュー・クラシック」を、 親しみやすいポップアートとして現代の子供たちに届けます。 POO POO BOOKS 第7弾! 今作は、とっても淋しい、寂しくて仕方がないお話、、「つるのおんがえし」です。 【初版封入特典として「スペシャル折り紙セット」付き!】 著者略歴 大河原健太郎【イラスト】 1989年生まれ 東京都出身、在住。 東京工芸大学藝術学部卒業。 主に愛をテーマに、自身の感情から沸き起こる様々な色やモチーフを用い、型にとらわれない自由な表現でペインティングや立体作品を制作し日本国内外で発表。 幼少期の祖母との絵葉書のやりとりにルーツを持つ。 主な展覧会に、 "JUST YOUR SMILE"(A/Dギャラリー,東京,2019年) "TRIP OF LOVE" (FISK Gallery, ポートランド, アメリカ,2018年) "LITTLE HOMIE" (OMOTESANDO ROCKET, 東京, 2017年)など
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"Hair Stylistics CD-R Cover Art Works" BOOK WITH CD "BEST!"
¥4,180
ISBN:9784908749094 内容紹介 Hair Stylisticsこと中原昌也が、2010年頃より現在に至るまで不定期で自主リリースを続けるCD-Rシリーズをご存知だろうか。2018年6月現在で、その数なんと220タイトルを超えた。リリースは継続中なのでこれからもその数は増えていくだろう。多作は天才の証と言われるが、中原昌也のこの怒涛のリリースはそれを見事に体現していると言っていいと思う。 本書は当CD-Rシリーズのアートワークを可能な限り集め、羅列したものだ。編集にあたって、在庫のあるお店からは購入し、どこにも在庫の無い作品はオークションサイトや人伝てに、それでも入手できない今となっては幻のタイトルは、もう諦めた。ある時最新作をご本人から購入しようとした際、「もうマスターを消したから手元に無い」旨のお返事をいただき、震えた。しかも本シリーズの取り扱い店は現在都内の3店舗のみ。つまりこのシリーズは、その激希少性にも注目すべき作品群なのだ。 そうして集まった150弱のアートワークを編集し本のかたちに構成した。一つ断りを入れるとすれば、レーベルなどの背景があって公式リリースされた作品群と比べ、自主リリースCD-Rのアートワークはその露悪の濃度がケタ違いに高い。所謂エログロの類とは全く違う、ものすごいバッド感だ。だが、これらを一度に大量に目にすると超強烈な冗談としてきちんとギャグに見えてくる。そして何より、ポップと言っていいのかわからないが絶妙なセンスが浮き上がってくる。ギリギリのバランスで(たまに(結構な頻度で)バランスを崩しながらも)、ヘアスタには痛快な”おしゃれさ”があるのだ。 ※全部が全部バッドな作品ではないので悪しからず(?)、ご安心を(?)。 前述の通り全部を掲載することはできなかったし、各タイトルのリリース時期も正確にはわからず年代順に並べることもしていないため、本書には記録/アーカイブとしての機能はないかもしれない。だがこの本の価値はそこにはなく、中原昌也の天賦の才を改めて世に知らしめることにある。 それには十分な内容となっているだろう。 そして最後に、本書には、膨大なCD-Rシリーズ音源の中から選曲・コンパイルしたベスト盤CDが封入されている。その名もズバリ『BEST!』。ヘアスタの音楽の辺境性・多彩性を俯瞰でき、かつ一枚のアルバムとしてのリスニングにも適し、そして踊れる(!?)、所謂”全音楽ファン必聴”ものの仕上がりになっているので、ぜひアートワークと一緒にお楽しみいただきたく、何卒ご購入のほど宜しくお願い申し上げます。(編集者より) 目次 “Hair Stylistics CD-R Cover Art Works”BOOK WITH CD “BEST!” 《CD "BEST!" TRACK LIST》 01 Unknown from “Uselessness Of 40years” #4 02 Unknown from “World Of Audio Sex” #2 03 Vovol Pipi from “Breaking Human Box” #1 04 Unknown from “No Titles” #4 05 10 Violent Boat People from “Cold Love’s Campaign” #3 06 Large Poor from “Fantastic Slaviewonder” #6 07 Unknown from A Bright Green Field #1 08 Unknown from “The Hairport Convention” #5 09 NYC Blues from “The Heavy Metal Lesson” #3 10 Unknown from “The Murder Experiment” #2 11 Plays Song from “Plays Song” #6 12 Sex Colosseum from “No Progress” #3 13 Good Morning from “Good Morning” #1 14 O.C. Blues from “O.C. Blues” #1 15 Cuttroat Buggy from “Thinking About Worst Caveman” #3 16 Unknown from “Lasy Sounds” #1 17 Unknown from “Songs Of Hate And Hate” #5 18 The Adult from “The Adult” #2 19 Unknown from “Bad Puree” #1 20 Unknown from “Music After Death” #2 著者略歴 中原 昌也【著】 《Hair Stylistics/中原昌也》 1970年6月4日東京都生まれ。 1988年頃よりMTRやサンプラーを用いて音楽制作を開始。 1990年、アメリカのインディペンデントレーベルから「暴力温泉芸者=Violent Onsen Geisha」名義でスプリットLPをリリース、ソニック・ユース、ベック、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンらの来日公演でオープニング・アクトに指名され、 1995年のアメリカ・ツアーを始め海外公演を重ねるなど、国外での評価も高い。 1997年からユニット名を「Hair Stylistics」に改める。 音楽活動と並行して文筆活動も多数。 1998年に初の短篇小説集『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(河出書房新社)を発表した後、 2001年に『あらゆる場所に花束が……』(新潮社)で三島由紀夫賞、 2006年に『名もなき孤児たちの墓』(新潮社)で野間文芸新人賞、 2008年に『中原昌也作業日誌 2004→2007』(boid)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。
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きんたろう
¥1,650
ISBN:9784908749100 内容紹介 ▼ POO POO BOOKS ▼ もっと子供たちにポップアートを!!! 日本の古典的な絵本作品を、ものがたりはそのままに 現代のアーティストが絵を描き鮮やかによみがえらせる。 そんな「ニュー・クラシック」を、 親しみやすいポップアートとして現代の子供たちに届けます。 本巻でいよいよ第6弾、満を持して登場の「きんたろう」! キャラクターは知っていても、物語は意外と知られていない「きんたろう」です。 お子様への読み聞かせはもちろん、 大人の方も改めて、力もち金太郎くんの出世物語(!?)にひたってみてはいかがでしょうか。 【初版封入特典として「折り紙相撲と土俵」付き!】 著者略歴 大河原 健太郎【イラスト】 大河原 健太郎 1989年生まれ 東京都出身、在住。 東京工芸大学藝術学部卒業。 主に愛をテーマに、自身の感情から沸き起こる様々な色やモチーフを用い、型にとらわれない自由な表現でペインティングや立体作品を制作し日本国内外で発表。幼少期の祖母との絵葉書のやりとりにルーツを持つ。 Kentaro Okawara (born 1989) is a painter and sculptor based in Tokyo, Japan. Graduated from the College of Arts, Tokyo Polytechnic University Okawara creates paintings and 3D objects inspired by his postcard exchange with his grandmother during his childhood. Okawara’s carefree work, under the theme of love, features various colors and motifs evoked from a stream of consciousness.
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さんねんねたろう
¥1,650
ISBN:9784908749087 内容紹介 ▼ POO POO BOOKS ▼ もっと子供たちにポップアートを!!! 日本の古典的な絵本作品を、ものがたりはそのままに 現代のアーティストが絵を描き鮮やかによみがえらせる。 そんな「ニュー・クラシック」を、 親しみやすいポップアートとして現代の子供たちに届けます。 レーベル発足から丸二年、おかげさまで第5弾! いつもにも増して描き込まれ、ページを埋め尽くす圧巻の大河原ワールド、 最高傑作(!?)「さんねんねたろう」で楽しい寝正月をお過ごしください! 【初版封入特典として、登場キャラクターのステッカーシート付き】