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編集とはどのような仕事なのか

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ISBN: 978-4-901510-19-6

内容紹介
 現役必携! 志望者必読! 一般読者も本を見る眼がガラリと変わる。
 講談社現代新書の編集長を務め、「選書メチエ」を創刊し、「現代思想の冒険者たち」「日本の歴史」など記念碑的企画を世に送り出した名編集者が、豊富な実践例で奥義の全てを披露する。

目次
●編集者とは何か
 テレビドラマでは/「一個の人格」として/無から有を/適性はあるか
●ささやかな自分史
 週刊誌での体験/激戦、新書編集部/学術局へ
●出版小史と出版事情
 危機に立つ出版/日本の出版をふりかえる/コミックの出現以後
●企画の発想法
 自閉的傾向のなかで/企画の三角形/分類してみると/問題をつくる能力/編集会議という整流器/取材とはどのようなことか
●原稿依頼とプロット
 引き受けてもらうには/設計図はどう作るのか
●催促と読みと修正
 あるときは鬼、またあるときは……/第一の読者として/原稿修正のむずかしさ
●チェックから入稿まで
 整理に必要な構想力/目次と小見出し/図版・写真・地図・イラストなど
●装丁・タイトル・オビ
 本にも衣装/タイトルを練る/オビは腕の見せどころ
●編集から見た販売・流通・宣伝
 書店という特異な場所/再販売価格維持契約と委託配本制/新聞宣伝と書評
●人間交際論
 「面」でつきあえ/他人の力を借りる/本と「つきあい」の共通性
●本に未来はあるか
 本はどうなってゆくのだろうか/変わりゆく編集作業/村上春樹の実験
●著者に育てられる
 手土産をもって/ネットワークを広げる/「本」編集長として/安岡章太郎と丸山真男/創刊はおもしろい
●あとがき

著者略歴
鷲尾 賢也【著】
1944年、東京の下町に生まれる。慶應義塾大学経済学部卒業。1969年、講談社入社。「週刊現代」編集部をスタートに、「講談社現代新書」編集長、PR誌「本」編集長などを歴任。書き下ろしシリーズ「選書メチエ」を創刊し、また「現代思想の冒険者たち」(全31巻)、「日本の歴史」(全26巻)などの記念碑的な企画を世に送り出す。学術局長、学芸局長、取締役を経て、2003年退任。現在、講談社顧問。また編集者の顔とは別に、小高賢の名で歌人としても活躍、歌集『本所両国』で第五回若山牧水賞受賞。批評『宮柊二とその時代』『転形期と批評』などがある。

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