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ISBN: 978-4-909040-02-2
内容紹介
世界を取材し、日本各地で市民に行動を呼びかけるジャーナリストが、抑圧や人権侵害とたたかった人々の経験をまとめました。わが身におよぶ不利益をかえりみず行動した人々の物語が、全51話、世界7地域(南米、中米・カリブ、米国、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、日本)に分けて綴られています。本文には温かみのあるイラストを多数使用しました。
日々接する憂鬱なニュースにうんざりしている日本人に、あきらめなければ明日はよくなる、だれにでもできることがある、と語りかけます。著者は元朝日新聞記者。
目次
[1]沈黙しない、あきらめない(南米)
歓喜の歌(チリ)
明るい野党共闘(チリ)
「NO!」という声をあげた市民(チリ)
獄中のタイプライター(チリ)
法王と青年(チリ)
五月広場の母たち(アルゼンチン)
救世主の町(ペルー)
カーニバルはデモだ(ブラジル)
「憲法」を買う若い母親(ベネズエラ)
米軍を撤退させた折鶴(エクアドル)
[2]おおらかに前を向いて(中米・カリブ諸国)
本当の「積極的平和」主義(コスタリカ)
だれもが愛される権利がある(コスタリカ)
民衆とともに生きた神父(ニカラグア)
基地を撤退させたカリブの沖縄(プエルトリコ)
逃亡奴隷の共和国(ジャマイカ)
歌って踊って陽気な革命(キューバ)
大国を翻弄するしたたかさ(キューバ)
ピンチをチャンスに(キュ―バ)
[3]孤立することを恐れず(米国)
たった一人の闘い(米国)
兵士の忠誠心(米国)
名優の勇気と情熱(米国)
世界が驚いた当選(米国)
[4]つながることで力が生まれる(ヨーロッパ)
連帯の力(ポーランド)
30万のVサイン(チェコ)
市街戦の中で(ルーマニア)
歴史を動かした一声(ルーマニア)
つながった人間の鎖(バルト三国)
歌う革命(バルト三国)
命のビザ(リトアニア)
過去と決別するための記憶(ドイツ)
原発を止めた憲法の力(オーストリア)
[5]受けつがれる抵抗の精神(アフリカ)
アラブの女性力(チュニジア)
君の瞳に乾杯(モロッコ)
アフリカ沖の憲法9条(モロッコ)
立ちあがった若者(エジプト)
[6]望むものは自分で勝ち取る(アジア)
花束ではなく火柱を(韓国)
闘う新聞の創刊(韓国)
元気の秘密(韓国)
歌とスマートフォンと民衆総決起(韓国)
モグラになってでも抵抗する(ベトナム)
毅然たる小国(ベトナム)
人民の軍隊(ベトナム)
闘うクジャク(ミャンマー)
クリエイティブな発想で基地撤去(フィリピン)
原発から自然エネルギーへ(フィリピン)
飢餓の島の夜明け(フィリピン)
和解は人と人のつながりから(中国)
[7]「ないものねだり」をやめて「あるもの探し」(日本)
沖縄戦の歴史に学ぶ
国はあとからついてくる
自由は土佐の山間より出づ
グチを自治に変えよう
著者略歴
伊藤千尋【著】
ジャーナリスト。1949年、山口県生まれ。東京大学法学部卒業。1974年、朝日新聞に入社。サンパウロ支局長、バルセロナ支局長、ロサンゼルス支局長などを歴任、40年にわたり主に国際報道の分野で取材を続けた。2014年に朝日新聞退職後も、フリーのジャーナリストとして各国の取材を続け、精力的に執筆と講演を行っている。「コスタリカ平和の会」共同代表。「九条の会」世話人。
大学時代、キューバで半年間、サトウキビ刈り国際ボランティアとして汗を流した。4年生の夏休みに朝日新聞社から内定を得るが、産経新聞社が進めていた冒険企画に応募。スペイン語とルーマニア語の知識があったことから「東大ジプシー調査探検隊」を結成して東欧へと旅立った。東欧では「日本のジプシー」を名乗り、現地のジプシーと交わって暮らした。日本初のジプシー語辞書を作り、帰国後は新聞にルポを連載、ジプシーを扱った映画『ガッジョ・ディーロ』ではジプシー語の翻訳を担当した。ジプシー調査でジャーナリズムの醍醐味を知り、1974年、再度入社試験を受けて朝日新聞社に入社した。
朝日新聞時代も、学生時代の突貫精神そのままに、市街戦の銃弾をかいくぐりながら、そしてときには会社とも闘いながら取材を続けた。フリーになった現在も変わらない記者魂を、本書の随所で感じることができる。
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