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ISBN: 978-4-901510-20-2
内容紹介
ウィル・キムリッカの多文化的市民権論を手がかりに、闘争に充ちた現代世界の最も重要かつ緊急の課題を探求する。
〈価値的人権原理〉と〈ルール的人権原理〉の異なる二つの人権概念を措定し、日本の多元的社会への指針を示す。
目次
Ⅰ人権概念の原理的考察
現代人権論への問いかけ
人権概念の考察
価値的人権原理とルール的人権原理
Ⅱマイノリティの権利論
リベラリズムと自由の概念
キムリッカの多文化的市民権
開かれた共生社会をもとめて
あとがき
索引
著者略歴
金 泰明【著】
1952年大阪市に生まれる。大阪市立大学商学部卒業。在日韓国人政治犯を救援する家族・僑胞の会事務局長(1976-1990)、在日韓国民主人権協議会共同代表(1990-1995)を経た後、明治学院大学大学院で近代哲学と現象学を学ぶ。国際学博士。
英国エセックス大学大学院人権理論実践コースで哲学・倫理学・政治学を学び、M.A.を取得。現在、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員教授。
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