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ISBN: 978-4-901510-24-0
内容紹介
島地黙雷、井上円了、井上哲次郎、村上専精、清沢満之、高山樗牛、鈴木大拙、綱島梁川、内山愚童・高木顕明、田中智学、岡倉天心、西田幾多郎らの、伝統を背負いながら、近代とのはざまで苦闘した思想家をとりあげ、その特長や時代との係わりを明らかにし、仏教思想の可能性を見直す。
目次
序章 近代思想を見直す-明治の思想と仏教-
第一章 神仏習合から神仏補完へ—島地黙雷
第二章 純正哲学と仏教—井上円了
第三章 倫理化される宗教—井上哲次郎
第四章 講壇仏教学の成立—村上専精
第五章 内面への沈潜—清沢満之
第六章 の自立は可能か—高山樗牛
第七章 体験と社会—鈴木大拙
第八章 神を見る—綱島梁川
第九章 国を動かす仏教—田中智学
第十章 社会を動かす仏教—内山愚童・高木顕明
第十一章 アジアは一つか?—岡倉天心
第十二章 純粋経験からの出発—西田幾多郎
明治思想の可能性-むすびにかえて-
年表
あとがき
著者略歴
末木 文美士【著】
1949年、山梨県甲府市生に生まれる。1978年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻、仏教学、日本思想史、日本宗教史。著書に『平安初期仏教思想の研究』(春秋社)、『日本仏教思想史論考』(大蔵出版)、『日本仏教史—思想史としてのアプローチ』(新潮社)、『解体する言葉と世界』『「碧巌録」を読む』(共に岩波書店)、『鎌倉仏教形成論』(法藏館)、『中世の神と仏』(山川出版社)など。編著書に『シリーズ日本の仏教』(法藏館)、『岩波哲学・思想事典』『岩波仏教事典』第2版、『岩波講座宗教』他多数。
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