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ボクの哲学モドキ・Ⅱ 2003-2008

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ISBN: 978-4-901510-70-7

内容紹介
 自分自身から出発しながら、けっして自分を手放すことなく歴史や文化や世界を考え、アカデミズムの体系だった哲学や、普遍を目指す型にはまった哲学を拒否した、<わたくし哲学>の10年にわたる実践。
 ネットで公開された思考実験の最初期からの記録。

目次
●2003年
坐禅をしてみよう 01.14
哲学はいかに語りうるか 01.17
見てしまった不幸 01.20
研究者で生活できるのか? 02.07
クローン人間の何が問題か 02.25
戦争が近い 02.28
京都学派 03.16
戦争と平和 03.23
ナショナリズム 03.26
現象学という方法 03.27
フセインさんもかわいそう 04.04
精いっぱい生きたんだから…… 04.19
ご近所グルメ05.02
右翼に転向(?)05.08  
孤立を恐れずに 05.17
政治音痴なのに…… 06.02
〈和〉はやっぱり疑問だと思う 06.02
ふたりの自殺者 06.18
ハンドルネーム 07.06
つらい事件 07.14
生・死・他者の現象学 08.16
言葉の規則はどう成り立つか 08.26
迷いながら…… 09.08
歴史の偽造 09.21
津軽で温泉にはいる 09.22
それでも死刑には反対する 10.03
大逆事件 10.11
専業主婦も大変だ 10.27
家族殺傷事件に寄せて 11.06
公明党に注目 11.10
力への欲望 11.13
家族殺傷事件もう少し 11.23
イラク派兵以後、何ができるか 12.12
偽史その後 12.25

●2004年
自殺/殺人 01.01
哲学は何歳から? 01.02
倫理はどう成り立つのか 01.19
思想の劇画化 01.31
死と贖罪 02.15
記憶の倫理 02.29
存在より関係 02.29
危ない仏教ブーム 03.24
カラダとココロ 04.03
〝愛〟はいまどこに? 04.12
人命は軽いか? 04.13
イジメ 04.25
ヤスクニを考える 04.29
ヒロシマの風化 04.29
柳田国男と靖国神社 05.08
もう一度、ヤスクニ 05.08
聖徳太子はいなかった? 05.09
どんどんハードになってくる 06.06
少年・少女たちの戦い 06.28
タブーがなくなる 07.09
善意のナショナリズム 07.10
都会と過疎村 07.17
今、日本で哲学するということ? 07.31
決定版・ヒロシマ/ヤスクニ 08.06
マジメ人間は短歌を作る 08.10
女を支える男 08.25
靖国議論はウソが多い 08.29
仏教は甦るか 08.29
「恨」という原理 09.11
「恨」と「魔」 09.25
ファシズムはもうはじまっている 10.09
新しい文学の誕生 10.10
せつないね 10.29
さすがイギリスの伝統は違う 12.09
天皇に会ったことある!  12.10

●2005年
元旦に上野千鶴子を読む 01.01
「読む」ことと「語る」こと 01.01
田辺元の〈死の哲学〉 01.01
高天原はどこにあるのか? 01.05
フェミニズムって没落したの? 01.11
NHK番組改編問題に寄せて 02.04
荒れる時代に 02.19
希望は持てるか 03.07
余裕がなくなる 03.23
IS 03.31
女の思想はどこが強いか 04.10
男の性はどう語られるか 05.04
ロリコン犯罪は防げるか 05.12
日韓共通歴史理解への第一歩 05.24
改めてヤスクニ 05.28
天皇信仰 06.20
漱石をジェンダーから読む 08.05
社会主義再興 08.13
開店休業 09.27
ヤスクニのゆくえ 10.03
「ケア」論を考える 11.01
感性の違い 11.04
外から見れば 11.17
天皇制と家父長制 11.25
男の性再考12.08
女性研究者の道は厳しい 12.20

●2006年
ナガサキ/ヒロシマ 01.01
戦争の中の青春 01.06
見えない部分 01.27
介護入門 02.11
老いてゆく 03.22
哲学者は大学にいない 03.31
お葬式 04.02
神も狂っている 04.07
小学生に英語は必要ない 04.12
格差社会に反対 04.12
愛国心 04.29
被爆のマリア 08.26
ヒロシマ再訪 08.28
ヒロシマ再訪(続) 08.28

●2007年
ちょっとだけ哲学してみる 02.15
女に哲学できるのか? 02.16
「私」について哲学できるのか? 02.17
宗教は否定されるのか? 02.18
私はほんとうに私なの? 02.24
死者とともに生きる 02.25
身体としての私 02.28

●2008年
連帯は可能か 04.23
戦争は始まっている 04.27
本当に平和主義がよいのか 04.28
さらば、ぶんまお 05.02

著者略歴
ぶんまお【著】
1949年生まれ。某大学で教鞭をとる。アカデミズムの体系だった哲学・思想に飽き足りず、個人から出発して個であることを手放さない「哲学」実践をネットで試みる

末木 文美士【編集】
1949年、山梨県甲府市に生まれる。1978年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻、仏教学、日本思想史、日本宗教史。仏教を生きた思想として再構築することを目指し、また仏教を含めた全体的な日本宗教史を構想、さらには現代倫理の問題までを射程に入れて、その著作は一作ごとに大きな波紋を呼び活躍が注目される。
著書に、『近代日本の思想再考1・明治思想家論』『近代日本の思想再考2・近代日本と仏教』『思想としての仏教入門』(トランスビュー)、『日本仏教史—思想史としてのアプローチ』(新潮社)、『解体する言葉と世界—仏教からの挑戦』『「碧巌録」を読む』(共に岩波書店)、『鎌倉仏教形成論—思想史の立場から』(法蔵館)、『中世の神と仏』(山川出版社)など。編著書に『日本の仏教』第1期・第2期(法蔵館)、『岩波仏教辞典』第2版、『岩波講座 宗教』、『現代語訳 碧巌録』(上・中・下、岩波書店)他多数。

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