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ボクの哲学モドキ・Ⅰ 1999-2002

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ISBN: 978-4-901510-69-1

内容紹介
 ボクは大学教授。何だかエラそう。でもボクはどう生きたらいいのか分からない。男でもなく女でもなく。ウヨクでもサヨクでもない。弱肉強食の世の中で、壊れかけた秩序と混沌に翻弄され、流されながら、それでもボクは自分の足で踏ん張りたい。

目次
●1999年
ごあいさつ 01.26
それは舞子さんからはじまった 01.2
なぜ人を殺してはいけないのか? 02.03
まんが、マンガ、漫画 02.04
北京暮らし 03.20
日本と中国の奇妙なずれ 07.07
余計者 07.12
自殺について少しだけ考える 07.20
自由人であることはとても難しい 07.24
「生きにくさ」の感覚 07.28
知識人の終焉 08.05
学者は貧しい 08.18
小林よしのりだっていいじゃないか 09.12
たまには大衆演劇でも 11.07
ボクのヰタ・セクスアリス 11.24
家庭 12.12
 
●2000年 
元旦に自殺を考える 01.01
元旦に天皇制を考える 01.01
短歌はやっぱりマイナーでいい 01.1
女になりたい 01.30
ボクの恋愛序説 03.03
とりあえずトランスジェンダー 03.10
二十世紀は終末の世紀 03.22
ボクもパラサイト・シングルだった 03.24
オウム以後 03.30
自殺について改めて考える 04.16
短歌は女性から 04.19
マゾヒズムも楽しい 05.03
生老病死 05.13
舞子さんに思う 05.26
ヘンタイのH 06.22
戦争責任をどう考えるか 06.25
舞子さんありがとう 07.25
侵略か連帯か 08.01
続・なぜ人を殺してはいけないのか? 10.06
和、ワッ、わー! 10.28
『こどものおもちゃ』は必読書 11.2
 
●2001年 
幕間の口上 01.01
ボクの人生は終わった 01.01
人類滅亡 01.01
天皇の戦争責任 01.01
中国のある論争 01.02
弱さからの出発 01.05
老老介護 01.11
教育勅語と浪花節 01.14
読むこと・語ること 01.14
インターネットは何をもたらすか 01.14
弱者と差別 01.27
危ないセカイに片足かけて 02.02
ストーカーにも三分の理 02.13
公共の議論は可能か 03.02
自己と他者の崩壊——川端文学から 03.03
他者への希求 04.13
霊性ということ 04.14
伝統ということ 04.20
職人的生き方 05.01
専業主婦の嘆き 05.23
『新しい歴史教科書』にどう立ち向か 06.01
父 06.10
南条あやは断然オススメ 06.15
エリート 07.02
神の国? 仏の国? 07.19
なぜ「お××こ」と言いにくいのか? 07.30
学問は何のために? 08.10
不在の他者へ 08.20
北京のバス 09.07
中国の日本マンガ 09.09
二つの正義 09.23
手話は楽しい 10.07
エセ同和 10.17
ボクの心の中にナチの狂気がある 10.22
憲法第九条を世界憲法に?! 11.16
パリ便り 12.31
 
●2002年 
南フランスに老学者を尋ねる 01.08
ヨーロッパ、マンガ事情 01.11
大学の終焉 01.25
歴史から抜け落ちるもの 02.02
推理小説の楽しみ 02.03
だれが弱者か 02.11
建国記念日ってなんだ 02.19
K荘時代 03.10
セクハラ論にクレーム 03.22
ボクの女性遍歴 03.26
哲学者と戦争 03.30
政治を語ろう 04.02
居場所探し 04.15
宗教は必要か 05.01
父の入院 05.07
短歌に挑戦 05.10
歌のわかれ 05.12
歌は世につれ 05.12
学問が危ない 05.28
同性愛の文化 06.08
内向の時代、といっても明治の話 06.12
伝統と哲学 06.13
ヒロシマを考える 06.21
華麗な哲学 07.13
ちょっと疲れた女たちに 07.15
倫理は超えられるか?[1]——ルールとしての倫理 07.29
倫理は超えられるか?[2]——倫理からの逸脱 08.04
死者と語る文化 08.21
「民族感情」という襞の内奥 09.02
北京漫画事情続編 09.09
被害者は誰か? 09.28
お葬式 10.03
死から死者へ 10.04
再び途上にて 10.20
怪物はどこに 11.02
ガンディー主義は成り立つか 11.07
いまなぜ〈語りえぬもの〉なのか? 11.09
楽しい春画 11.19
老いてゆく 12.01
死後をどう考えるか 12.11

著者略歴
ぶんまお【著】
1949年生まれ。某大学で教鞭をとる。アカデミズムの体系だった哲学・思想に飽き足りず、個人から出発して個であることを手放さない「哲学」実践をネットで試みる。

末木 文美士【編集】
1949年、山梨県甲府市に生まれる。1978年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻、仏教学、日本思想史、日本宗教史。仏教を生きた思想として再構築することを目指し、また仏教を含めた全体的な日本宗教史を構想、さらには現代倫理の問題までを射程に入れて、その著作は一作ごとに大きな波紋を呼び活躍が注目される。
著書に、『近代日本の思想再考1・明治思想家論』『近代日本の思想再考2・近代日本と仏教』『思想としての仏教入門』(トランスビュー)、『日本仏教史—思想史としてのアプローチ』(新潮社)、『解体する言葉と世界—仏教からの挑戦』『「碧巌録」を読む』(共に岩波書店)、『鎌倉仏教形成論—思想史の立場から』(法蔵館)、『中世の神と仏』(山川出版社)など。編著書に『日本の仏教』第1期・第2期(法蔵館)、『岩波仏教辞典』第2版、『岩波講座 宗教』、『現代語訳 碧巌録』(上・中・下、岩波書店)他多数。

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