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ISBN: 978-4-901510-80-6
内容紹介
☆2009年度(第83回)キネマ旬報ベスト・テン 文化映画部門 第1位
☆2009年度日本映画ペンクラブ会員選出・文化映画ベスト1
☆第9回石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞受賞
監督・撮影・編集●土井敏邦
製作●山上徹二郎
編集●秦 岳志
整音●小川 武
通訳・コーディネーター●Imad Edin・井上文勝
翻訳●Haitham Shammaa・Hwaida Sweilem・Raouf Ahram・Ahmad Saeid・伊藤圭子・今井 功
写真・映像提供●NGO沈黙を破る・イスラエル国会チャンネル99・樋口直樹
製作協力●「土井敏邦 パレスチナ記録の会」支援者の皆さん
製作・配給●シグロ 2009年/日本
DVD規格●本編130分/カラー/MPEG-2/4:3 スタンダードサイズ/片面2層ディスク
字幕●日本語字幕(on/offなし)/英語字幕(on/offなし)
音声●主音声:英語・アラビア語(ステレオ)
映像特典●劇場版予告編
封入特典●解説リーフレット(26ページ,土井敏邦監督×臼杵陽氏(日本女子大学教授)対談等を収録)
2002年春、バラータ難民キャンプはイスラエル軍に包囲・攻撃された。恐怖の中で生きるその住民の生活と心情をカメラが追う。また猛攻撃で破壊・殺戮されたジェニン難民の絶望的な状況を描き、“占領”の現実を伝える。
その一方、元イスラエル軍将兵たちのグループ「沈黙を破る」は、占領地での兵役の中で“倫理・道徳観”が麻痺し、人間性を喪失していく恐怖感を告白する。それはまたイスラエル社会のモラル、国家の倫理的な基盤をも破壊してしまう危機感からだった。
元将兵たちの証言や家族の戸惑いと反発を描きながら、“占領”がイスラエル社会に落とす深い影を問いかける。
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※本作品は、土井敏邦監督が、17年に渡って撮影したシリーズ「届かぬ声−パレスチナ・占領を生きる人々」の第四部にあたる作品です。
第1部から3部(『ガザ—「和平合意」はなぜ崩壊したのか』『侵蝕—イスラエル化されるパレスチナ』『2つの“平和”—自爆と対話』は、『土井敏邦・ドキュメンタリーDVD-BOX「届かぬ声—パレスチナ・占領と生きる人々」』として、2010年5月に発売予定です。)
※第1部から4部は、それぞれ独立した作品として鑑賞できます。
著者略歴
土井 敏邦【著】
1953年、佐賀県生まれ。1985年よりパレスチナ・イスラエルの問題にかかわる。ドキュメンタリー映像『ファルージャ 2004年4月』のほか、NHKや民放で数多くのドキュメンタリー番組も手掛けている。
主な著書に、『占領と民衆—パレスチナ』(晩聲社)、『「和平合意」とパレスチナ』(朝日選書)、『アメリカのユダヤ人』『現地ルポ パレスチナの声、イスラエルの声』『沈黙を破る—元イスラエル軍将兵が語る“占領”』『ガザの悲劇は終わっていない』(いずれも岩波書店)など多数。
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