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義経の東アジア

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ISBN: 978-4-16-813091-5

内容紹介
〈源平合戦の勝敗は、黄金と銭が決した!〉

なぜ、奥州藤原氏は義経をかくまったのか。
なぜ、平清盛は福原に遷都したのか。
なぜ、頼朝は弟義経を殺したのか。

十二世紀、中国大陸の宋と金の興亡が、日本へ膨大な富をもたらし、平氏政権を生んだ。
対外貿易に依存する「開国派」の平氏と奥州藤原氏に対して、農本主義に徹して強固な軍事組織を築いた「鎖国派」源頼朝。
東アジアの富と思想の往来、社会経済の転換から、源義経が生きた源平内乱期を俯瞰的に捉え直す。

巻末には、小島氏、保立道久氏(日本中世史)、加藤陽子氏(日本近現代史)との座談会「『新しい時代区分』が必要だ」を特別収録。
従来の枠組にとらわれず、日本の歴史を文明史的視点で再構成する。

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